保育士資格を取得したあなた!もしくはこれから取得するあなた!
せっかくの国家資格を、自分の力を最大限に発揮できる場所で活躍したいですよね。
では、保育士資格を活かして働くことが出来る施設には、どんなものがあるのでしょうか?
まとめてみました!
保育士資格で働くことができる施設
①保育所
②認定こども園
③児童厚生施設
④乳児院
⑤児童養護施設
⑥児童心理治療施設
⑦障がい児施設
⑧病院
思ったよりたくさんありませんか?1つずつ順番にどんな施設なのか見てみましょう♪
①保育所
保育園のことを、法律上では保育所といいます。
保育園には公立と私立があり、公立保育園に就職するには地方自治体の公務員試験に合格する必要があります。
私立保育園は今とても増えており、それぞれの求人にじぶんで応募することになります。自分で応募するといってもたくさんの園がありますよね。園の種類も増えているのでどんな施設があるか、簡単に見ていきましょう。
*認可保育園
厚生労働省の定める基準を満たし、都道府県知事などの許可和得ている保育園。国から給付金があるため、利用者は安く利用できる。
*認可外保育施設
都道府県知事などへの届け出をすれば、個人や企業が自由に設置できる。認可保育園の基準に準じた基準で、地方自治体による指導・監督を受ける。
*地域型保育事業
小規模保育→対象は3歳未満の乳幼児。定員6~19人。
家庭的保育→対象は3歳未満の乳幼児。定員1~5人。
事業所内保育→対象は3歳未満の乳幼児。企業の事業所内施設などで保育を行う。定員は施設によるが、9~19人程度が一般的。
居宅訪問型保育→対象は3歳未満の乳幼児。子どもの自宅で1対1の保育
同じ”保育園”でも多様化してきていて、園ごとの保育の違いだけでなく組織としての違いも少し分かっていただけたでしょうか
②認定こども園
認定こども園とは、保育園と幼稚園の両方の機能を備えた施設です。
0~2歳は保育士資格を持っている人が、3歳以上の子どもは保育士資格と幼稚園教諭免許を両方もつ「保育教諭」が担当となります。認定こども園にも組織形態が異なるものがあるのでまとめてみました。
*幼保連携型
認可幼稚園と認可保育所が連携して、一体的な運営を行う。
*幼稚園型
認可幼稚園が保育所的な機能を備えて運営を行う。
*保育所型
認可保育所が幼稚園的な機能を備えて運営を行う。
*地方裁量型
幼稚園・保育所いずれの許可もない地域の教育・保育施設が必要な機能を果たす。
“保育園””幼稚園””こども園”とちょっとややこしくなってきましたか??笑
③児童厚生施設
児童厚生施設とは、児童館や児童遊園のことを指します。地域に必ずあり、地域の子どもが健康に育つように遊ぶ場を提供する施設です。ここで保育士は、子どもの遊びを指導する職員として働きます。
ここで保育士は
*遊びを通して集団・個人的な指導
*健康・体力の増進
*子育て家庭への相談
などを行います。
④乳児院
乳児院とは、保護者と一緒に暮らすことのできない1歳未満の乳児を24時間体制で養育する施設です。場合によっては幼児もいますが、乳児院で生活する子どもを養育していきます。保育士・看護師・栄養士などと共に夜も交代で子どもを見守ります。保育士は子どもにとって親代わりの存在になり、重要な役割を果たします。
⑤児童養護施設
児童養護施設とは、乳児院と同様に、保護者に代わって子どもを養育する施設です。原則として幼児~18歳までの子どもを養育し、子どもの相談にも乗っています。
ここで働く保育士の重要な役割として、
*入所に向けた支援
不安だらけの子どもを迎い入れる
*施設内支援
生活環境を快適に保ち支える
*退所に向けた支援
家庭復帰や一人暮らしを見据えたサポート
*アフターケア
大人になっていく過程を見守り続ける
など、成長に寄り添い、自立のサポートをすることが求められます。
保育士の配置は、
0~1歳児 1.06:1
1~2歳児 2:1
3歳以上 4:1
小学生以上 5.5:1
となり、保育士資格を活かせる職場です。
⑥児童心理治療施設
児童心理治療施設とは、家庭環境や学校における交友関係などが理由で、社会生活が難しくなった児童を短期間預かる施設です。
入院だけでなく、保護者の下から通い心理的な治療を行うことも可能で、退所した後の援助や相談に乗ることも行います。
保育士の配置は、
児童 4.5:1
となっており、ここでも保育士資格を活かして働くことができます。
⑦障がい児童施設
障がい児施設とは、心身ともに障害のある子どもたちが利用する、障がい児入所施設や児童発達支援センターなどのことです。保育士は、起床から就寝までの子どもの日常生活を支える施設と、学校の授業終了後や夏休みに預かる施設もあります。障がいを持つ子どもが対象であることが特徴で、医師や看護師などの専門職との連携や協力が重要となってきます。
⑧病院
病院で働く保育士は、病棟保育士、医療保育士などと呼ばれます。ここでは、入院している子どもの年齢や入院期間、症状などに応じた遊びを提供します。小児病棟では様々な職種の人が働いているので、子どもたちがより良い治療を受けられるように、医療チームの一員として情報共有を行いながら、保育の専門として力を発揮することが求められます。
さいごに
いろんな働き方があるんだなあ。と思った方、多いのではないでしょうか??
実は、まだ他にも保育士資格で働くことができるんです。
保育士資格は、国家資格。子どものことを考えるプロとして、自覚と誇りをもって自分らしい働き方ができるのが理想ですよね。自分はどんな子どもに関わりたい?子どもに限らず、子どもの成長に関わる環境づくりに関わりたい?いろいろな考え方があると思います。
たくさんの選択肢があるからこそ、それぞれに合った働き方で活躍してほしいなーと思います。
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