認定子ども園と言う言葉を聞いたことはありますか?
幼稚園、保育園に並んでこども園も主流になっていますが、
実際認定こども園が何をしていて、園がどんな感じなのか知っていますか?
今回は働く側から見た認定こども園について調べてみました!
認定子ども園ってなに?
認定こども園は、幼児教育と保育を一体的に行う施設で、0~5歳の子ども達が対象です。
幼稚園の良さと保育園の良さを兼ね合わせた施設ともいえるでしょう!
認定こども園には、地域の実情や保護者のニーズに応じて選択が可能となるよう4つのタイプがあります。
- 幼保連携型
幼稚園的機能と保育所的機能の両方の機能をあわせ持つ単一の施設として、認定こども園としての機能を果たすタイプ。 - 幼稚園型
認可幼稚園が、保育が必要な子どものための保育時間を確保するなど、保育所的な機能を備えて認定こども園としての機能を果たすタイプ - 保育所型
認可保育所が、保育が必要な子ども以外の子どもも受け入れるなど、幼稚園的な機能を備えることで認定こども園としての機能を果たすタイプ - 地方裁量型
幼稚園・保育所いずれの認可もない地域の教育・保育施設が、認定こども園として必要な機能を果たすタイプ
幼稚園は文部科学省、保育園は厚生労働省ですが、認定こども園は内閣府の管轄です。
どんな資格が必要?
認定こども園に就職するには、保育教諭にならなければいけません。
保育教諭とは、幼稚園教諭の免許状と保育士資格を併有している人のことを言います。
幼稚園と保育園が混ざった施設なので、両方の資格を保持していなければいけないのでしょう。
ですが現在は経過措置が設けられており、新たな「幼保連携型認定こども園」への円滑な移行を進めるため、改正認定こども園法では、施行後5年間は、
「幼稚園教諭免許状」または「保育士資格」のいずれかを有していれば、「保育教諭」となることができるとする経過措置を設けているそうです。
保育教諭になったら・・・?
次に保育教諭の働き方についてお話します。
【時間】幼保連携型認定こども園は原則1日11時間、土曜日も開園しています。ですので早番・遅番、土曜日出勤のシフト体制になります。
【給料】認定こども園で働く保育教諭の平均月給は279,954円。保育教諭になるのが大変な分、給料が高くなるような気もしますが、実は保育士や幼稚園教諭とほとんど変わりません。
【福利厚生】保育園や幼稚園と同じように処遇改善や家賃補助受けられる可能性は高いです。ただ、法人などによって変わってくるのでその都度確認するのが必要です。
さいごに
保育教諭は、保育のスペシャリストと言っても過言ではないでしょう!
教育と保育をこなすには両方の資格取得が必要で、その分時間もかかります。
その分、様々な子どもと関わることが出来るので保育・教育の両面で知見・経験を積むことができます。
幅広い見方が出来ると転職の際も役に立ちますし、児童福祉施設や療育の現場などキャリアの選択肢も広がります。
自分の力を試したい!乳児にも関わりたい!様々な子どもたちと触れ合いたい!というかたは、保育教諭を目指してみてはいかかでしょうか?