”保育園落ちたから自分で作った。専業主婦から経営者へ”
こんなタイトルの記事が、ヤフーニュースで紹介されていました。
こちら➡保育園落ちたから自分で作った。専業主婦から経営者へ。5人の子育てを経て画期的な制度に取り組む
専業主婦で認可保育園に預けられなかった悔しさ、夫がパタハラに遭い会社から不利益を受けた悔しさをバネに、社労士の資格を取得した。そして、5人の子どもを1つの施設で見たいと、自ら保育園を設立した。
社会の仕組みを変えたい!と本気で思った結果だったそうです。
また、お子さんを通わせたいと思えるような保育園が見つからず、ご自身で保育園を開業した女性も居ます。
こちら➡子供を通わせたい保育園が見つからず、鹿児島で自ら園を設立した女性に聞く起業家精神
すごいですね。
自分で保育園を立ち上げるパワフルな女性が最近増えてきているようです。
こんな方が居るのを知ると「保育園、設立してみようかな」と思うことがあるかもしれません。
設立、開業自体はハードルは低く、結構簡単にできます。
でも、経営を続けるのが大変なんですよね。
1.まずは、仲間を集めるべき?
「保育を変えたい!」「もっと理想の保育園があればいいのに」と思っている人は、多いです。
最近の保育についてのネガティブな情報、保育士の方の待遇の低さ…。
こういう現実を知って「変えたい」と考える人はきっとたくさん居ます。
そういった方が集まり、SNSなどで発信すれば、自然と影響力を得られます。そして。皆さんが共感してくれます。
新しいものを一から作るとなると、様々な知識、経験が必要になりますよね。
でも、人が協力することで、お互いに不足している面を補い合うことが出来ます。
たとえば、保育の知識がある人が保育園を設立したいと考えたとします。
その人だけでは、経営に関する知識などが不足していて、上手くいく可能性は低いかもしれません。
でも、経営に関する知識を持っていて「理想の保育を実現したい!」と熱意をもってる人と協力できたら?…
一気に保育園の設立が現実的になるはずです。
資金はどうする?
保育園の場合、大きな機械や、倉庫が必要になることはありません。
初期投資で必要になるのは、保育園を運営するだけの物件です。
この点が、保育園の開業のハードルが低い理由です。
その初期投資の費用を集めるには
・親や身内から借り入れる
・銀行から借り入れる
・クラウドファンディングで集める
などの方法があります。
個人的には、クラウドファンディングがおすすめです。
なぜなら、リターンをお金以外の方法にすることが出来るからです。
キャンプファイアのどのクラウドファンディングサイトで、企画を立ち上げてみると、資金を調達できるかもしれませんね。
2.認可なのか無認可なのか
人と物件が見つかったら、次は各自治体に届け出をしなければいけません。
自治体の規定に沿って、施設の案内図や施設配置図、職員の名簿などの書類の提出が求められています。
園児の定員や、園や保育室の広さ、園児1人あたりの保育士の数など細かく決められており、
その基準をクリアしていないと、優遇措置を受けることが出来る認可保育園として認められません!
より開業の壁が低いのは認可外保育園ですし、特色ある保育を目指してあえて認可外として運営されている保育園も数多くあります。
どちらにせよ子ども達の安心安全はどちらも共通しているので、自分の求めている保育により近い方を選んでもいいかもしれないですね。
3.いよいよ経営
ここまでできたら、本格的に経営が始まります。
受け入れる園児の募集や、ホームページの作成、様々な設備の設置のほか年収なども考えていかなければいけません。
保育士の人件費や設備費などの問題を考えると、儲けるのは難しそうですが、
認可保育園だと国から補助金が出るため、運営費のほとんどを補助金で賄えるそうですよ!
経営の部分でいえば認可の方が儲けは出ますね(笑)
さいごに
保育園を開業するといわれると、将来的にも安定しているし初期投資も多額でないのではじめやすく感じてしまいますが、
忘れてはいけないのは、保育園は福祉施設だということです。子どもたちの幸せと安全が第一に求められる施設なので、経営者をはじめスタッフ全員にその自覚がないといけません。
ですが、「自分のやってみたい保育」や「理想の園づくり」をしたいのであれば経営はピッタリです!
ぜひ挑戦してみてください!!!
関連して、保育士からのキャリアアップについての記事もあるので是非!
※保育園の開業に特化してコンサルティングをしてくれる企業もあります。
困ったときに、こういったコンサルティングを行う企業に相談してみるのも、ありかもしれませんね。
など。