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シュタイナー教育の魅力とは?

モンテッソーリ教育やレッジョエミリア保育、ヨコミネ式など幼児教育にはいろいろな教育法がありますよね。カリキュラムがないからこそ、色々な保育ができるというのも幼児教育の魅力ですよね。

今日は、シュタイナー教育についてスポットを当てて書いていきたいと思います。

シュタイナー教育って?

シュタイナー教育は、ドイツの教育学者ルドルフ・シュタイナーは提唱した教育法です。

ルドルフシュタイナーは、独自の経験と人間洞察から、感情や意志に働きかける総合芸術として教育を構成しています。教育を芸術として捉えることによって、すべての子どもたちに共通する心身の発達過程を適切に整え、その上に一人ひとりが持っている個性をその過程の中に調和的にいれることのよって、個性は自由を獲得できるという思想をもとに教育をおこないました。

難しいといわれる理由としては、シュタイナー教育が、人智学が核となって構成されているところだと思います。

なので、シュタイナー教育には哲学的な部分も多く、神秘的で難関な部分が多いと言わています。

しかし、根幹が人智学の人間観であるということをおさえれば、シュタイナー教育はとても理解しやすくなります。

※人智学とは

人間の精神もまた、物質の次元から生成、発展して、高次の霊的世界に達することができると考える。すなわち、人は体と魂と霊とから成り、それらは三つの異なる世界に属している。(ニッポニカより引用)

実際どんな保育をしているのか?

個性的なシュタイナー教育ではどんな保育を実際しているかポイントをまとめていきたいと思います。

縦割り保育

異年齢の子どもと関わることをシュタイナー教育では大事にしています。だからこそ、シュタイナー教育では縦割り保育を実施しています。

子どもが異年齢の子どもと関わることによって、自然と小さな子どもは大きなお姉さんお兄さんの模倣をすることで学び、大きな子どもは小さい子どもの世話をしながら学ぶという関係性が作られます。

また、そのような関係性を作ることによって思いやりなどのこころの勉強の場にもなっています。

オイリュトミー

シュタイナー教育のなかで、オイリュトミーの活動は一番有名なのではないでしょうか。

オイリュトミーとは、シュタイナー教育の考え方を提唱したルドルフ・シュタイナーが創造した運動を軸とした芸術です。

やり方としては様々な方法がありますが、いろいろな活動をまとめると、みんなで円をつくって歌ったり体で表現したり詩を唱えながら言葉の響きに沿って体を動かします。

オイリュトミーの目的としては、社会的能力の向上や、頭と身体と心の調和をもたらすということを目的にしています。

シュタイナー教育では、言葉や数学、音楽にも人間の思考が生きていると考えています。だからこそ、このオイリュトミーでは、思考を動く取り組みとして考えています。

水彩

シュタイナー教育では、にじみ絵という技法をとります。

やり方としては、充分に濡らした画用紙で赤、青、黄の三色を使い、絵の具を垂らしながら遊びます。

混ざるのをみて混色や色の広がりを楽しみ、芸術的感性を育てていきます。

フォルメン

フォルメンとは、線を描くことで、モノの形を理解する芸術教育です。

具体的には、直線、曲線、方形、渦巻き、鋭角、鈍角などの線を、色を使って描きます。

運動感覚やバランス感覚などさまざまな感覚を活性化させ、

連続性、リズム、調和という“宇宙の在り方”と強く結び付けるのを目的としています。

どんな子に育つのか

シュタイナー教育を受けた子はどのような子どもに育つのでしょうか。

シュタイナー教育は、自由な生き方ができる方が育つことを目的としています。

子どもが社会へ出た際に自分自身で考え判断し、行動できる行動力がある人物像を目指してます。

つまり、それは自立ししている人ですね。何かに流されず、自分自身を強くもっている人。

これからの時代にそのような人物像はさらに価値があるのではないでしょうか。