よし!園選びをしよう!
と思ったとき、何を基準に園選びをしますか・・・?
給料や待遇、方針などが考えられますが距離や場所も大事な基準ですよね!
今回は最近話題になっている「駅型保育」について調べてみました!
駅型保育ってなに?
駅型保育は名前の通り、鉄道会社が駅ビルなど駅施設内に開設している保育施設です。
その先駆けとなったのが1994年に政府が発表した「エンゼルプラン」であり、今後の子育て支援の目玉施設として駅型保育園を設置しました。
保育業界に熱心なのが鉄道会社で、首都圏の待機児童が多い地域では全鉄道会社が参入しています。
最も早く参入したのがJR東日本で、埼京線を「子育て応援路線」と名付け1996年から駅型保育園を開設しています。
東急鉄道は社会法人などと組み保育所を開設し、2008年にはキッズベースキャンプを設立して学童保育事業にも参入しており、
京急グループでは「京急キッズランド」を沿線6か所で運営し、京王グループでは「京王キッズプラッツ」という保育所を開設し、
小田急グループでは2000年から保育事業と介護事業をスタートし、現在9か所の保育所を運営しています。
東武鉄道、西武鉄道も参入は遅いですが駅近保育園を運営し、今後も増え続けることが予測されます。
メリット、デメリット
メリットは何と言っても「駅から近い」という事です。
勤務地が駅近くにあるのは通勤に便利だし、時間の短縮にもなります。
遊びの準備をしたり、預かりなどで時間にシビアな業界だからこそ時間の短縮はとても魅力的ですよね!
さらに、駅ビルが閉まるという観点から「夜勤がない」、認可外という点から「規模の選択ができる」、
鉄道会社が携わっているため「福利厚生がよい」というメリットがあります。
逆にデメリットは「遊び場の確保」や「安全性」があげられます。
施設がビル内にある場合、園庭がないので外で遊ぶときはどこかに出かけなければいけないですよね。
その時の安全の確保や、遊び場の下見などは駅型保育園で働くの保育士特有の仕事だと言えるでしょう。
こんなに進んでいる!
例として、JR東日本では、
Happy Child Projectの一環として1996年に国分寺に最初の駅型保育園を開設しました。
以降、地元自治体と協調しながら積極的に保育園の開設を進めており、学童や事業所内保育所など様々な施設も作っています。
鉄道会社の中では一番多くの施設を開設しており、都内だけでなく地方にまで拡大しています!
子育て施設支援施設 開設状況マップ(2019年4月)
参照 https://www.jreast.co.jp/kosodate/
おまけ★企業主導型保育
今回は駅型保育を紹介しましたが、これらは鉄道会社主導の保育園なので
企業主導型保育といえます。
この企業主導型保育の特徴は、
1、国から補助金が出るため、安定した経営ができる
2、大企業であれば休日や給料などの福利厚生が期待できる
3、新規オープンの場合は施設が新しい
4、行事が少ないため、残業や持ち帰り仕事が少ない
5、保護者が近くにいるためお迎えがスムーズ
であるといえます。保育士として働くには、かなりいい条件なのではないでしょうか?
さいごに
今回は駅型保育という新たな保育園の形を紹介しました。
駅から近いというのはほとんどの人にとってメリットであり、便利ですよね。
親目線でも保育士目線でもどちらにとっても利用しやすい施設です。
園選びの際は、距離も視野に入れて考えてみてもいいですね!!!