お待たせしました!
保育士資格が活かせる就職先その2!
前回は、保育所についての記事を書きましたが、
今回は認定こども園について詳しく見ていきたいと思います!
認定こども園って…?
認定こども園とは、教育と保育を一体的に行う施設で、幼稚園と保育園の両方の良さを併せ持っている施設のことです。
待機児童解消・子育て支援として導入された「認定こども園」
内閣府によると、
1.就学前の子どもに幼児教育・保育を提供する機能
(保護者が働いている、いないに関わらず受け入れて、教育・保育を一体的に行う機能)
2.地域における子育て支援を行う機能
(すべての子育て家庭を対象に、子育て不安に対応した相談活動や、親子の集いの場の提供などを行う機能)
の機能を備え、認定基準を満たす施設は、都道府県等から認定を受けることができます。
認定こども園は、保育園の空きを待っている待機児童は多いのに幼稚園は定員割れしている、などの状況をどうにかできないか?と始まった制度のため、地域や保護者のニーズに応じて選択できるように、複数のタイプがあります。
*幼保連携型
幼稚園的機能と保育所的機能の両方の機能をあわせ持つ単一の施設として、認定こども園としての機能を果たすタイプ。
*幼稚園型
認可幼稚園が、保育が必要な子どものための保育時間を確保するなど、保育所的な機能を備えて認定こども園としての機能を果たすタイプ。
*保育所型
認可保育所が、保育が必要な子ども以外の子どもも受け入れるなど、幼稚園的な機能を備えることで認定こども園としての機能を果たすタイプ。
*地方裁量型
幼稚園・保育所いずれの認可もない地域の教育・保育施設が、認定こども園として必要な機能を果たすタイプ。
認定こども園の認定基準
幼稚園と保育園のいいとこどりをした認定こども園。
先生はどの資格を持っているひとなのでしょうか…?
幼保連携型は、幼稚園教諭免許と保育士資格の両方を有する”保育教諭”が働くことが原則とされています。
その他の認定こども園は、
・満3歳以上:幼稚園教諭と保育士資格の両免許・資格の併有が望ましい
・満3歳未満:保育士資格が必要
とされています。
教育と保育の良さを持つ認定こども園では、どのように子どもと関わっていくのでしょうか?
幼稚園・保育園・認定こども園の管轄は異なり、
幼稚園は「文部科学省」の管轄で未就学児の教育を行う教育施設、
保育園は「厚生労働省」の管轄で子どもを預かり保育する児童福祉施設、
認定こども園は「内閣府」の管轄で、教育・保育を一体的に行う施設
となっています。
認定こども園は幼保連携型認定こども園教育・保育要領を踏まえて教育・保育を実施していきます。
幼稚園型は幼稚園教育要領、保育所型は保育所保育指針に基づくことが前提です。
さらに、小学校での教育に円滑な接続ができるようしていきます。
認定こども園のメリットとは?
*幼稚園と保育園の良さを持つ!
最大の特徴として、保育と教育の両方の機能を持っている点が挙げられます。3~5歳は4時間程度の教育時間が設けられているため、充実したカリキュラムを行うことができます。
*異年齢との関わりが多い!
0~6歳までの子どもが在園しているため、縦割り保育などで幅広い年齢の子ども同士で遊べる良さがあります。
その他にも、保護者に対してのメリットもたくさんあります。
栄養バランスの良い給食が提供されたり、仕事の仕方が変わっても退園にならなかったり…。
幼稚園・保育園のいいとこどりのこども園、魅力的ではないですか???
参考 認定こども園概要内閣府