こんにちは!
日本では、保育園幼稚園の先生のお仕事はとても大変なものだとされています。朝早くから準備をし、園児たちをお迎えし、一日のスケジュールをこなした後、連絡帳を書くなどの事務作業をしなければならず、遅くまでがんばっている先生も多いと思います。
一般的に、アメリカではワークライフバランスが優れているイメージがありますが、幼稚園の場ではどうなのでしょうか?
アメリカの幼稚園で大変な事って?
こどもたちに教えることは疲れるものですが、最初の数カ月は本当に大変なようです。
こどもたちは泣いてしまうし、順番なんかまもらないし…アメリカでは、こどもの保護者の方との関係も大変そうです。
先生たちは、こどもたちにとても基本的な事から教える必要があります。一列にならんだり、ペンをもったり、はさみで紙を切ったり。そういう動作を何度も何度もくりかえして練習する必要があります。
アメリカの幼稚園は一クラス24人ほどが一般的。一つずつすべきことをやっていくなんてできません!手伝ってほしいこどもを一人手伝うと、とたんに他の子から「手伝って!」と言われるのです。鉛筆を削ったり、ばんそうこうを貼ったり(肉眼でみえない傷にまで笑)
私たちは倉庫に隠れていたいのを我慢しながら、根気よくこどもたちと接していきます。
そして、アメリカの幼稚園には、園児たちがパソコンで受けるテストがあります。アメリカの保育士さんたちは、そのテストがとっても大変なようです。
こんなテストを思いついたのは誰なんでしょうか?絶対に幼稚園の先生ではありませんね!
5歳のこどもがパソコンでテストを受けるのは難しいでしょう。こどもたちは自分たちが何をするのかわからず、泣いたり、問題を聞かずに進めてしまうそうです。そういうことで、このテストの結果は大体正確ではない、というのが先生たちの意見のようです。やっぱりこのくらいの年齢のこどもは、一つ一つお手本をみながらテストするのがいいのではないか、という先生もいるらしく、また、この不正確なテストが、先生の評価を計る指標の一つにされるようです。
先生の評価が園児の受けるテストによって決まることがあるなんて、アメリカっぽいですね。私が幼稚園に行っていたときには、テストなんか受けたことなかったと思います。
そして、やっぱり先生たちへのプレッシャーなのが、保護者の方々のようです。
自分のこどもがどうふるまうのか、他の子とどう接するのかを過剰に知りたがる保護者の方々が、幼稚園の窓に鼻を押し付けているようなイメージです!笑
そんな保護者の方々は、膨大なメールや面談で、子どもたちの様子を知りたがるようです。特に、お子さんが一人目の保護者の方はすさまじいようです笑
実際に、私の一人目のこどもを幼稚園にあげたとき、まさにこんな保護者の一人でした(笑)でも、二人目の時は、私もキスと笑顔でこどもを送り出すことができました。
たしかに、自分の子どもを保育園や幼稚園にあずけることは、相手がプロとはいえ不安になるものでしょう。
幼稚園にもとめるレベルがあがっていることも、先生が大変な理由の一つだとしています。日本でも、小学校からプログラミング教育が導入されたり、英語の必要性が強調されたりと、早い段階から教育をはじめるのが潮流としてあるようですね。
90年代に私が先生になった時、こどもたちに文字と発音をおしえていれば、先生はスター扱いでした。今や、最初の一ヶ月で文字と発音をマスターすることがもとめられ、1年後には、50~100語を覚えるようにされています。
幼稚園にもとめるレベルがとてもあがっているようです。その園独自のスタイル、というよりも、統一された基準を満たすことが求められており、それが先生たちのプレシャーになっているようです。
それでもやはり…
このように、アメリカの幼稚園の先生もとっても大変な仕事の様です。しかし記事の最後に、現役の先生のライターさんはこう締めくくっています。
大変な事はいろいろあるけど、わたしたちがこの仕事を選んだ理由はたくさんあります。忙しかったり、大変な事が続いたりしたとき、それを忘れてしまうことがありますが、それでもやはり、この仕事は最もやりがいのある仕事なのです。
アメリカの先生の仕事も、日本のそれとおなじよに、本当に大切で、やりがいのある仕事なんですね。
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