現役保育士が「職業病だな~」と感じるときとは?
保育士として働いていると、他の職種とは異なる経験をする方も多いのではないでしょうか。
思わずやってしまうこと行動や体の変化など保育士の「職業病だな~」と感じることを紹介していきましょう。
あるある編
◎「先生は…」と言ってしまう
プライベートの時間に家族や友だちとの会話の中で自分のことを話す際に「先生は、、、」と言ってしまうことがあります。
言葉を発した瞬間にハッと気付いて訂正しますが、周りの人から笑われたという経験をした保育士もいるのではないでしょうか。
プライベートでも「先生」モードに入ってしまいますね。
◎思わず匂いを嗅いでしまう
たくさんの子どもを預かる保育園では、記名がない洋服や靴下の持ち主を探すときに臭いを嗅いで柔軟剤や洗剤の香りで誰の持ち物かを推理するときがあります。
「これAくんの香りがする!」保育士同士ではよくやることではありますが、その感覚でプライベートでも匂いを嗅ぎそうになった経験はありませんか?
香りで判別できるのは一人ひとりと丁寧に関わっている保育士ならではの行動といえるでしょう。
◎子どもと仲良くなるのが早い
親戚の集まりや友だちとの食事会などで集まる際に初めて会う子どもと、いつのまにか仲良くなり「一緒に遊ぼう!」と誘われることもあります。
子どもとの関わりに慣れているため、流行りのキャラクターの話で盛り上がったり一緒に体を動かしたりして気付けば大人よりも子どもたちの輪の中にいることも少なくありません。
◎自然の素材に喜ぶ
秋になると、製作する為にどんぐりや松ぼっくりをたくさん使うことがあるので「製作に使えるかも!」と嬉しくなります。
また、子どもたちと一緒にどんぐり拾いも楽しめますね。
自然ならではの素材に詳しくなれるのも保育士ならではのことではないでしょうか。
体調編
◎腰痛・肩こりがひどい
子どもをおんぶや抱っこするだけでなく、テーブルや椅子を活動ごとに出し入れするため腰の負担がかかります。
テーブルの高さも低いので給食の配膳などの作業をする時に前かがみになるのも要因の1つですね。
また、保育中の事務作業ではパソコンで書類作成をしたり大量の製作準備をしたりするため肩こりもひどくなることもあるので体のケアが必須になってきます。
「まだ若いから大丈夫」と思いがちですが、負担が蓄積してしまうと更に悪化してしまいますので、以下のことに気をつけましょう。
・物を持つ時には腰を落とす
・なるべく前かがみにならないようにする
・湯船に浸かって体をほぐす
◎膀胱炎になりやすい
保育中は子どもから目を離すことが難しくトイレを我慢することが常態化してしまうと膀胱炎になるリスクが高くなりますので要注意です。
ベテラン保育士の話を聞くと膀胱炎になった経験がある人はとても多くひどくなると腎盂腎炎になり高熱や腰の痛みを発症することもありますので、トイレを我慢しないことや水分をこまめに摂取することを意識するようにしましょう。
◎手荒れが悪化する
おむつ替えや汚れた衣服の水洗い、そして掃除など水に触れる機会が多く手が荒れて痛い思いをしている保育者が多いのではないでしょうか。
ハンドクリームをこまめに塗り保湿したいところですが、忙しさからゆっくり塗る時間もとれず、せっかく塗ったとしても次のおむつ替えで手を洗うという流れのくり返しです。
感染症予防の為のアルコール除菌をつけるととても痛い思いをしているかたも多いので、何度も保湿できるように子どもの手の届かないところにポンプ式のハンドクリームを置いて手洗い後にすぐに付けられるようにすることもオススメです!
まとめ
保育士の職業病は、微笑ましい姿や体の不調に繋がるものまでたくさん存在します。
今回紹介した職業病は、毎日子どもたちのために仕事を頑張っている証です。
自分の体を労わりながら、保育士としてのスキルを磨いていきましょう。