子どもたちの視線を集める技を伝授
「子どもたちに集中して話を聞いて欲しい時に、なかなか落ち着かなくてどうしたらいいの?」
と焦ってしまった経験はありませんか?
現役保育士である筆者も、最初は悩むことも多かったのでよくわかります。
しかし安心してください。
ちょっとした工夫で子どもたちの視線を集めることができます!
今回は、子どものたちが興味津々になれるような具体的な技を5つご紹介します。
視線を集める技
・声のトーンとリズムを変える
子どもたちがザワザワしている中で全体に声を掛けても、かえって逆効果になることがあります。
そこで試したいのが、声のトーンやリズムを変えることです。
声をあえて少し低くして話しかけたり、いつもよりゆっくり話すことで、自然と注目を集めることができます。
また、「みんな…」と言って少し間を置くなど、間の取り方を工夫するのも効果的ですよ!
・視覚的なサインを活用する
子どもたちは視覚的な刺激に敏感です。
そこで、手やジェスチャーを使ったサインを取り入れるのも良い方法です。
話を始める前に手遊びを取り入れたり、特定のアイテムを見せて合図を送ったりすることで、子どもたちは「今は先生の話を聞く時間だ」と認識しやすくなります。
毎回同じ動作を繰り返すことで習慣化し、子どもたちにとって分かりやすい合図となることでしょう。
・子どもたちを巻き込む
話を一方的にするのではなく、子どもたちを会話に巻き込むことも重要です。
例えば、「みんなはどう思う?」「これ知ってる人いる?」と問いかけることで、子どもたちの興味を引き出せます。
また、子どもたちに簡単な動作をお願いするのも効果的です。
「この歌知ってる人、手を挙げてみて」「今から5秒間、静かにできるかな?」などのゲーム要素を取り入れることで、楽しみながら集中力を高めることができますね。
・サプライズ効果を活用する
予想外のサプライズが子どもたちは大好き!
人形を使ったり、声色を変えたりすることで、子どもたちは「今から何が始まるの!?」と興味を持つでしょう。
また、小道具を取り出すなど日常と少し違う工夫を加えると、子どもたちの好奇心が刺激され、自然と話に耳を傾けるようになるのでオススメです。
とはいえ、毎日サプライズを考えるのは大変ですよね。
例えば、3つの人形を用意し、それぞれの名前や性格考えておきます。
「今日は誰が来るかな〜?」と言いながら3つのうちの1つの人形を出すことで、「今日は○○ちゃん/くんだ!」子どもたちの視線を集めることができるでしょう。
・環境を整える
「子どもたちが他のことに気を取られて聞いてない!」そんな時はありませんか?
集中して話を聞くためには、環境設定も重要です。
「大きな音がする」「近くに何か気になるものがある」というように外的刺激が多いと、どうしてもそちらに反応してしまいます。
話を始める前にはクラスの扉を閉めて音を遮断し、なるべく遊具などは目に入らない場所に置くようにしましょう。
まとめ
保育中に子どもたちの視線を集めるためには、声のトーンやリズムを工夫したり、視覚的なサインを活用したりする方法があります。
また、子どもたちを巻き込んで対話を増やすことで、自然と興味を引き出すことも可能です。
これらの技を実践しながら、自分に合った方法を見つけていくことが大切です。
子どもたちが楽しみながら集中できる環境を作るために、ぜひ試してみてください。
皆さんの保育がさらに充実したものになることを応援しています!