4歳児のあるある。子どもたちへの声掛けで困ったエピソード&解決策
4歳児は、自分でできることが増えてどんどん成長していく時期です。 ですが、気持ちが不安定になったり、反抗的になる時期でもあるため、「4歳の壁」と言われたりします。 この4歳児への声掛けで困ったエピソードとその解決策を紹介します。保育の参考にしてください。
4歳児の声掛け
4歳児は、自分でできることが増え、急激に成長しますが、それに子ども自身が戸惑い、不安な気持ちから保育士に反抗的になったり、泣いたり、怒ったりといったわかりやすい態度に表すことがあります。繊細なこの時期に声掛けで気をつけたいことを紹介します。 ■叱らずに話を聞く 4歳になると、「今までできていたのに、どうしてやれないの?」「口答えしないの!」「汚い言葉を使わない!」などつい叱りたくなることが多くなります。頭ごなしに叱るのではなく、話をきいて何か理由があるのだと理解してあげましょう。 ■甘えたい気持ちを受け止め声掛けする 4歳になるとできることが増え、年中のお兄さん、お姉さんになります。しかし、まだまだ甘えたい気持ちがあり、「やって!」と言ったり、思い通りにならないと泣き叫んだり、乱暴な言葉を使ったり、人に乱暴なことをしたりすることがあります。こういう時に、保育士は感情的になってしまい、余裕のない言葉での声掛けになってしまいがちです。子どもは、不安や甘えたい気持ちを受け止めてもらいたくてやっていることも少なくありません。保育士が気持ちを代弁して話しかけ、「大丈夫だよ」「よく頑張ってるよね」「甘えてもいいよ」と声掛けして、この時期を乗り越えられるように接すると安心して成長することができます。 ■子どもの好奇心を大切に 「どうして?」がいっぱいの4歳児。自然や身近なものについて知りたくて仕方がない時期です。質問された時は適当な返事で返してはいけません。誠実に答えを返してあげましょう。これが今後の興味、好奇心に大きく影響してきます。どんな場面で合っても声掛けは重要なので、余裕のある関わりを心がけましょう。 ■やりたい気持ちを大事にする 自分でできるようになったことを、やりたがる時期でもあります。たとえ時間がかかっても、うまくやれなかったとしても、そこまでの頑張りを誉める言葉で声掛けをしましょう。この経験が自信につながるので認めることは大事です。 ■反抗は成長の証でもある 「何が嫌なの?」「どうしてやりたくないのかな?」と理由をじっくり聞いてあげましょう。そして、「〇〇が嫌だったのかな?」「これならどうかな?」と保育士が言葉で助けてあげる声掛けをすることで、子どもの気持ちに整理がつき、素直になれることもありますよ。 ■汚い言葉に反応しない 「バカ」「デブ」といった言葉を使いたがる時期です。過度に反応し、注意すると余計に言い続けてくることがあります。言葉に対していけない言葉だと伝える声掛けは大切です。そして、「そんなこと言われたらどんな気持ち?」と落ち着いて話しかけるようにしましょう。また、時には少し様子を見て聞いてないふりを装うことも必要です。反応がなく面白くなくなると、やめることもあります。その子に合った対応が大切です。
4歳児のあるあるを解決
4歳児は、急激に言葉や理解力が成長し、できることが増える一方で、できないことへの苛立ちをぶつけてくることで反抗してきます。 時には乱暴な言葉や汚い言葉を使って保育士にぶつかってきます。こんな時に保育士は余裕のある対応で、一人ひとりに合った励ましや認める、誉める声掛けが大切です。 この励ましから4歳児は、自信をつけてさらに成長していくことができるのです。