海外の幼稚園で働きたい学生必見!求められる人材や能力について
海外にはたくさんの日系幼稚園や日本人の先生を求めている幼稚園があります。 現在、海外の幼稚園で働いてみたいと思っている学生に、ぜひ知って欲しい情報をお伝えしていきます。 世界中の幼稚園情報まではお伝え出来ませんので、今回は東南アジアはベトナムの幼稚園についてお話しします。 ベトナムで働いてみたい学生、海外の幼稚園に興味がある学生は、最後までご覧頂けたら嬉しいです。
ベトナムの日系幼稚園
ベトナムの首都ハノイには、いくつかの日系幼稚園があります。 保育を全て日本のカリキュラムで行っているところもあれば、一部の保育を日本式で行う園や、ベトナムと日本の保育を半々で行うなど様々です。 日本の保育カリキュラムを実践しているような日系の園では、ほとんどが日本人の先生が担任・主任を担っており、副担任や補助として現地の先生が入ります。 日系ですので、日本人向けの幼稚園が多いですが、現地の子ども向けインターナショナル幼稚園では、カリキュラムは日本の幼稚園のようですが、普段の保育は現地の言葉で行ったり、通訳を通して保育を行うところもあります。 また、モンテッソーリ教育を行う園や、キリスト系の園など、教育方針や宗教の違いなどもあります。 海外という環境ですので、その国の文化や伝統を幼稚園の行事として取り入れることも多く、日本では体験できない経験を出来るのは魅力の一つですよね。 日本における保育の質の高さや細かさに改めて気づけると同時に、現地の先生にも日本のカリキュラムを指導していく立場として、自分自身にとっても学びの多い現場を経験できます。 日系の幼稚園に通っている子どもたちの多くは、ベトナムの駐在員の子どもです。 海外生活を送る子どもを安心して預けられる、任せられるような先生であることにも努めなければなりません。
新卒でも働ける?
ベトナムの場合でいうと、日系幼稚園で働くには経験がない、もしくは新卒でも働けると記載している園もあります。 ですが、実際に働いた筆者の意見としては、新卒で海外の幼稚園に行くことはあまりおすすめできません。 なぜなら、ビザの問題もありますが、特に東南アジアの国々では、保育者としての経験・知識・あらゆるアイデアの引き出しが求められるからです。 「幼児教育を勉強したから大丈夫!」という考えでは、厳しいかもしれません。 また、保育教材も日本から豊富にそろえているところもあるかもしれませんが、限られた教材をどれだけうまく発展したり、工夫を凝らして保育に活用できるかの能力も求められます。 経験とともにアイデアの引き出しは多くなっていきますが、どんなに経験を重ねていても、柔軟にそのときに応じてあるもので保育を行うことが出来なければなりません。 なので、学生のときから保育現場でのアルバイト等を通して、様々なアイデアを吸収しておくとよいでしょう。 上記で述べたように、豊富な知識や経験だけが全てではありませんが、柔軟性や保育のアイデアがいかに多いか… また海外という地で現地の先生と協力して保育を実践していけるかどうかが、東南アジアの幼稚園で働くことへの条件としてあげられます。 東南アジアの幼稚園で求められるのは、日本の保育者としてリーダーシップを取って、働くことができるかなのです。
海外で働いてみて
筆者が実際にベトナムの幼稚園で働いてみて感じたことは、 やはり海外に来る先生たちは、個性豊かでアイデアマンの先生が多いということです。 他にも様々な国で保育を経験してきた先生や、語学が堪能な先生などが、それぞれの立場で日本の幼児教育を広め、伝えています。 また、どんな国でどんな場所でも暮らしていける適応能力は、幼稚園に限らず求められてくるでしょう。 海外では、先生たちとみんなでシェアハウスをする園もあれば、生活サポートが充実している園もあります。 チャレンジ精神旺盛であることが、ステップアップにつながるポイントです。 海外の幼稚園に挑戦したいと思ったら、そのときに行動してみましょう。 行動しなければ道は開かれませんよ!
まとめ
日本人の保育者として求められるレベルをよく理解して、自分がどんな国でどんな保育をしたいのか、自分とよく対話をして新しいチャレンジをして下さい。 国によっては9月入学のところも多く、幼稚園教諭の募集は基本的に1年中行われる場合もあります。 気になると思ったら、早速行動してみましょう。