就職後の保護者対応が不安!今から準備できることとは
子どもと関わるのは得意でも、保護者と関わる保護者対応については不安があるという話はよく聞きます。
では、就職前の今から準備できることは何かないのでしょうか?
今回は就職後の保護者対応を不安に思っている方に向けて、今からできることをお伝えします。
保護者は保育するうえでのパートナーと考えて!
保護者は怖い!というイメージを持つ人が多くなったのは、メディアでモンスターペアレントなどが取り上げられてからです。
しかし実際には、モンスターペアレントなどほとんどいません。
保護者対応の際に、必ずしておきたいのは「保護者は保育する上でのパートナーである」と認識を改めることです。
子どもにとってより良い保育をするためには、家庭での状況と園での状況を把握する必要があります。
相手を怖い・苦手だと思うことで、その雰囲気は確実に相手に伝わり、子どもの様子の共有が難しくなることもあります。
ぜひ、保護者が苦手だと思わないでくださいね。
保護者からの要望を想定してみよう
園で勤務していると、保護者から要望を貰うこともあります。
先生としては萎縮してしまいますよね。
しかし、保護者も子供を預かってもらっているという意識があるので、園や先生に対して要望を訴えるというのはよほどの時なのです。
注意を受けたことを素直に受け止めて、対応できるといいですね。
と言っても、どのような要望が来るか分からないというのは、保護者対応への苦手意識を助長してしまいます。
就職前に保護者からの要望やその対応を想定しておくと不安が和らぎますよ。
いちばん多い要望は、子どものケガについてです。
大きなケガは別ですが、小さなケガの場合は報告すればあまり問題にはなりません。
問題になるのは「ケガしたことに保育者が気が付いていなかった」というケースです。
日常から子どもの様子に気を配るように心がけて保育しましょう。
今からでも日常的に、自分の周囲に気を配る練習をしておくと良いですよ。
その他にも、園や行事への要望を伝えられることがありますが、これらは速やかに主任保育士に話し、保護者にもそのことを伝えれば大丈夫です。
相手の立場に立てているか考えよう!
保護者に嫌われてしまう保育士、そうでない保育士の決定的な差は、「相手の立場に立てているかどうか」です。
保育者は保護者のいいなりになり、なんでも保護者を讃えればよいという訳ではありません。
お迎えの際に「いつもお迎え遅いですね」と声をかけるか、「お疲れ様です。おかえりなさい!」と声をかけるかの違いです。
相手の立場に立ったら、どのような言葉が嬉しいか、どのような振る舞いが嬉しいかを普段から考えてみましょう。
また、保護者も、時には間違った認識を保育者にぶつけてしまうこともあります。
そのようなときは、保護者の気持ちに寄り添うように対応するのが良いです。
事実ではない事柄でも、「そう感じていたことで辛い思いをした」という気持ちには共感できますね。
「辛かったですね」「ご心配をおかけして申し訳ありません」と話すことで、対応できるケースもたくさんあります。
事実かどうかを見極めるのは、園や主任にお任せして、保護者の気持ちに寄り添い、関係性を作れると良いでしょう。
何より挨拶をしっかりしよう!
4月最初の登園日、先生もドキドキですが、それ以上に子どもと保護者も「どんな先生なのかな?」とドキドキしています。
そこで重要なのが、挨拶です。
元気に「おはようございます!」と挨拶してください。
できれば「担任になった○○です。1年間よろしくお願いします。」と言えるといいですね。
第一印象の良い先生であれば保護者も安心し、信頼関係を築きやすくなります。
まとめ
ここでは就職後の保護者対応を不安に思っているかたに向けて今から準備できることについてお話しました。
普段から気を付けられることがいくつもありましたね。
コツコツと実践していくことで、保護者とは良い信頼関係を築けるでしょう。