先輩先生たちとの上手な関わり方とは
保育園・幼稚園に就職して重要なのは、共に働く先輩との関わり方です。
園によっては、男性保育士が多いところもありますが、まだまだ女性の多い世界と言われがちな保育業界。
先生たちのチームワークや仲の良さは、就職先を選ぶ上でも重要なポイントですよね。
就職した園の先生たちの仲が悪かったら、居心地も悪いですし、楽しく仕事をすることが出来ません。
今回は、先輩たちとの上手な関わり方を知って、楽しく・仲良く働こうというテーマのもとお話ししていきたいと思います。
年齢の幅が広い園
全ての園で言えることではありませんが、保育園・幼稚園は20~30代の先生から、結婚・出産・子育てをひと段落終えて職場復帰する40~60代の先生などフレキシブルに働いている先生が多いです。
様々な働き方を理解し、歓迎している園も多いので、新しい先生と経験豊富なベテランの先生がたくさんいることで、人材育成にもつながります。
また、1年目はベテランの先生とペアでクラスを持つところや、学年ごとに経験のある先生がサポートに入るなど、園ごとに色々な工夫を凝らして保育と保育者の向上に努めています。
最初は、先輩に話しかけるにも緊張しますし、「怖そう…」というイメージを持たれることもありますが、そんな先生たちにも新人時代はありました。
分からないことだらけの、新人のあなたと同じ時を経て、今があります。
ですので、先輩は後輩に色んなことを教えたいし、何でも聞いて欲しいと思っているのです。
自分からどんどん聞いて先輩を頼ることで、先輩からも頼ってもらえる存在になれます。
注意や指導は成長のチャンス!?
1年目は何もかもが初めてで失敗することもたくさんあります。
それを先輩の先生に注意や指導を受けると、へこんでしまいますよね。
ですが、そんな先輩からの時に厳しい言葉は、全て自分の成長のチャンスなんです。
こういうときこそ、落ち込んで下を向くのか、「よし!ここからだ」と成長に繋げられるかが、保育者としての成長のスピードの違いにつながります。
考えを変えると、自分のことをきちんと見てくれて、注意や指導をしてくれる先輩は、あなたのことをもっと保育者として育てたいと思っているし、良い先生になって欲しいという愛情があるからです。
想ってくれる先生がいることは幸せなことですし、成長する機会だという意識で受け止めていけば、何でも自分の糧に変えていけるはずです。
そんな先輩を大切にできる先生でありたいですね。
観察する
普段の保育では、子どものことをよく観察しなければなりませんが、同じくらい先輩たちが今どこでどんなことをしているのか、子どもとどんな話しをしていて、どんな関わり方をしているのかを観察してみてください。
けがをしてしまった時の対応方法、子ども同士のトラブルの対応方法、子どもたちと楽しんでいる姿など、色んな場面を見ていると、その先生ならでは関わり方を知ることができます。
そして、その先生の関わり方いいなと想ったら真似して自分のものにしましょう。
あのとき、どのように子どもの対応をしていたんだろう?と疑問に思ったときは、先輩に聞いてみましょう。
保育者としてのアドバイスは、先輩なら何でもしてあげたいと思っていますので、積極的に質問してどんどん力をつけていきましょう。
話しやすい先生を見つける
最初から全ての先生と向き合うとなると、色んな先生がいますから難しいこともあるでしょう。
まずは、自分にとってこの先生なら何でも話せそうだなという話しやすい先生を見つけましょう。
年が近かったり、年数が近い先生でもいいですし、ベテランの先生でも良いです。
1人で良いので、何でも言える先生がいることで、困ったことがあったときや他の先生には言いにい悩みがあるときに、相談できる安心が生まれて、心に少し余裕が生まれます。
そこから、少しずつ他の先生たちとも関わりを深めて、積極的に質問したり、相談できるようになっていければ良いと思います。
まとめ
新人の先生にとって、先輩先生との関わりは緊張するものです。
これから一緒に働く仲間として、良い関係を築いていきたいですよね。
何でも頼りすぎるのはよくありませんが、質問や相談されて嫌な気分になる先輩はいないと思いますので、より良い関係を築く上でも、保育者として成長するためにも、今回ご紹介した方法で良いチームワークを作って保育をしていけると良いですね。