▲新人保育者物語 さくら
（村上かつら：作 百瀬ユカリ：監修）


こちらは新人保育士である主人公さくらが新卒採用された保育園で奮闘する物語です。
たかが漫画と軽くみてはいけません！
保育士さくらを通して、リアルな保育現場の様子をひしひしと感じられる内容になっており、さくらの戸惑いや理想と現実の差を痛感する様子まで、鮮明に描かれています。
その生々しい感情に、実習とは違う保育の現場の空気感をイメージできると思います。
また、実際の体験談が漫画の合間に書かれていたり、漫画のテーマに沿って新人保育士へのアドバイスが書かれていたりと、新卒採用を控えた学生さんに向けた漫画であることが分かります。
1度目を通しておくと、実際に保育士として働く前の心構えができる書籍です。




▲保育に役立つ！子どもの発達がわかる本
（金子龍太郎：監修 吾田富士子：監修）


こちらの書籍は子どもの発達にフォーカスし、それに応じた保育とは何かをたくさんのイラストと共に説明されています。
保育士には子どもの月齢・発達に対して、適切な遊びや保育環境の提供が求められ、特に乳児クラスの場合、同じクラスの子どもでも、個々の発達に応じた保育が求められるのが当たり前です。
そのため、保育士は子どもの発達段階を十分に理解しておく必要があります。学生の間に子どもの発達とそれに応じた保育とは何かを把握しておくと、保育士として余裕を持って働けるようになります。
保育園に通う0歳から年長児まで網羅されており、保育士になってからも役に立つ書籍です。




▲0・1・2歳児が夢中になる実践!造形あそび
（平田智久：監修）


▲3・4・5歳児が夢中になる実践!造形あそび
（平田智久：監修）


こちらの書籍は製作遊びにおける参考書になり得る内容となっています。何より写真が多く、季節ごとの製作はもちろん、必要な準備物から、それらを机のどの辺りに置いて子ども達に製作を促せば良いかまで書いてあります。 新人保育士は、製作の準備を任されることがよくありますが、自分なりに準備をしていざ始めてみると、製作中に「アレが足りない」「コレがあったら良かった」と慌ててしまうこともしばしば。
実習時の失敗や、製作物が足りないなどのハプニングは必ずフォローして貰えますが、保育士として働き始めてしまうと、場合によっては1人で対処しないといけないこともあります。
実際の保育現場で焦ることがないよう、学生の間に、製作時のイメージトレーニングをしておきましょう。保育士になってからも役に立つ書籍です。

世の中にはたくさんの保育関連の書籍が販売されていますが、むやみやたらに量を読むのではなく、自分に合った書籍を読み込み、それを知識として蓄えるようにすることをおすすめします。
正直なところ、どれだけ本を読んでも経験には敵いません。しかし、保育に関して知識があるのとないのとでは子どもへの関わり方や行動に大きな差ができます。
自分のお気に入りの書籍を見つけて、理想の保育士になるための参考にしてくださいね。