保育士って、仕事をしながら子育てできるの?
保育士としての働き方を考えている人の中には、「保育士として働きたいけれど子育てと両立できるか心配...」と不安を抱く方もいるのではないでしょうか。 仕事をしながら子育てすることは可能ですが、子育てをする前のように自分のペースで仕事を進めるのは難しいと思います。 しかし大変なこともありますが、仕事をしながら子育てすることで得られることもたくさんあります! 今回は両立するためには何が必要なのかを紹介していきましょう。
働き方を考える
まず仕事と子育てを両立させる上で、「働き方」を見直す必要があります。 独身時代は正規職員としてフルタイムで仕事をしてきたけれど、子育てをしながらだと働けるか心配という方は、柔軟な働き方が出来るパート職員がオススメです。 就職する際に自身が働ける時間帯や条件などをしっかり伝えることで、無理のない働き方を見つけることができるでしょう。
保育士同士のコミュニケーションを大切にする
子育て中は子ども中心の生活となり、予想外の出来事も起きるでしょう。 特に、子どもの行事や急な体調不良などで仕事を休んだり、早退したりすると周りに迷惑をかけてしまうのではないかと悩むことも多いと思います。 そのような時に、普段から保育士同士のコミュニケーションを大切にしていくことで「休んだ時はお互い様」というような雰囲気が生まれ、連携が取りやすくなります。 もちろん同様に、他の保育士が子どもの用事で休んだ時にはサポート出来るといいですね。
周囲の人の助けを借りる
1人で仕事も子育ても完璧に行おうとすると、体力的にも精神的にも負担がかかってしまいます。 そうならないためにも、適度に周囲の助けを借りることが大切です。 例えば、子どもの送迎をパートナーにお願いしたり、家事の分担を話し合ったりすることが大切です。 近くに両親や義理両親がいる場合は、子どもを預かってもらえるように事前にお願いしておくといいですね。 子どもが急な体調不良の場合は、小児科併設病児保育や病後児保育などもありますのでお住いの地域で利用できる施設をあらかじめ探し、登録だけでも済ませておくと、もしもの時の助けになります。 その他にも、職場に相談して勤務体制を整えることで負担が軽減することもありますのでぜひとも周りを頼りましょう。
全部自分で抱え込まない
「これは私の仕事だから全部やらなきゃ…」 「仕事が終わらないから家でやらなきゃ…」 と心配される方もいるのではないでしょうか。 仕事や子育て、全てを完璧にこなそうとすると疲弊してしまい両立することは難しいでしょう。 業務時間内に仕事が終わらなかった場合は、その仕事を持ち帰る前に、分担ができないか考えてみましょう。 「製作や保育準備など、複数の職員で分担すれば意外と早く終わった!」 ということもありますので、全てを抱え込まず、お願いをしましょう。 仕事を分担することによりプライベートも充実して、休日には自分の子どもと遊ぶ時間が出来て心のゆとりも生まれます。
まとめ
仕事と子育ては難しいと思われる場面もたくさんあると思います。 しかし、職場や家庭との連携を図り、皆で助け合うことで子育てをしながら働くことが出来るようになります。 さらに子育て中という経験は保育にとってもプラスとなり、預かっている子どもや保護者の気持ちに寄り添い、良い関係を築くことができるでしょう。 仕事と子育ての両立で疲れてしまうこともあると思いますが、無理をせずに自分の働き方に合った環境を整えて仕事と子育ての両立が出来るといいですね。