【Part1】1年目の保育士がぶつかる壁とは?解決方法を知るQ&A
保育士になって1年目は仕事を覚えることで精一杯ですよね。 なりたかった保育士という職業について、実際働いてみると大変さが改めてわかり悩んでしまうことも多いでしょう。 保育を行っていく上で迷ったり悩んだりすることは悪いことではありません。 1人で抱え込まずに、解決できるようにするにはどうしたら良いのか考えることが大切です。 そこで今回は、1年目の保育士がぶつかる壁や、解決方法をご紹介していきます。
1年目の保育士がぶつかる壁とは?
実習生という立場で保育現場に入るのと、保育士という立場で保育現場にいるのは大きな違いがありますよね。 1年目の保育士は仕事を覚えるだけでなく、子どもとの関わりや保護者対応などわからないことだらけで、悩むことも多いです。悩みの内容は、様々ですが大きく分けて3つの壁があると考えられます。 Q.仕事量に追いつかない 実際、保育士になってみて日々の仕事量に追いつかないという方もいるかもしれません。子どもを保育するのはもちろんのこと、製作準備や指導、月案や設定保育の指導案などの書類関係、保護者対応がほぼ毎日の仕事です。 また、運動会や発表会などの大きなイベントがある場合、初めは就業時間内では終わらないことも。1年目は不慣れな分、ひとつひとつの仕事に時間がかかってしまいます。 A.効率的な仕事方法を考え、大変な時は助けを求める 仕事の量を減らすのは難しいですが、効率的な仕事方法を一度自分で考えてみましょう。 全てを一気にやろうとせず、優先順位をつけ、忘れないようにタスク化します。仕事内容に少しずつ慣れてくると今すべきことが自然とわかってくることでしょう。1年目だと先輩保育士から製作の準備をお願いされたり、仕事を振られることが多いので「何を、どのように、いつまで終わらせれば良いのか」の確認をしっかりして下さいね。 また仕事量が多く、どうしても手が回らない時は正直に先輩に助けを求めましょう。1人で解決しようとせず、周囲に助けを求めることも大切ですよ。 --------------------------- Q.子どもとの関わりが難しい 保育を行っている上で1年目の保育士が特に難しく感じるのは「子どもとの関わり方」です。 個性豊かな子どもたちをまとめ、時には個別対応をしなくてはいけないのが保育現場ですが、その全てに「臨機応変さ」が必要となってきます。子どもの普段の様子をしっかり知っておかないと関わり方を間違えてしまったり、子どもとの信頼関係を築くのに時間がかかってしまうこともあります。 A.子どもとは毎日の関わりを大切に過ごす 子どもとの関わり方に悩んでいる保育士は多いですよね。 上手くまとめることができなかったり、声かけがうまくいかないこともありますが、子どもとの関わりは毎日の積み重ねが大切です。子どもの様子をしっかり観察し、必要な時にサポートできるよう常にアンテナを張り巡らせておきましょう。保育士が真剣に向き合ってくれているのは子どもにも絶対伝わりますよ。 --------------------------- Q保護者との関わり方が分からない 子どもとの関わり方と同じように難しいのが「保護者対応」です。 保育園では園まで保護者の方が送迎するため、毎日顔を合わせます。基本的な挨拶だけでなく、子どもの園での様子をお伝えしたり、行事等で必要なものがある場合は保護者の方にお願いすることもあるでしょう。ちょっとした会話の中でも話し方や言葉の選び方によって印象が違ってくるので、1年目の保育士は上手に保護者の方と話ができず悩んでしまう人が多いです。 A.保護者とは子どもの話題を通して関係作りを 保護者対応を難しく感じる人は、まず子どもの話題を通して関係作りが出来るよう心がけましょう。 話題は「苦手なお野菜頑張ってましたよ」「泣いているお友達に優しくしてましたよ」など保育中にあった「その子の頑張ったところ、素敵なところ」などを笑顔でお伝えします。我が子のことを褒められて嬉しくない人はいませんよね。子どもの様子をしっかり伝えることで「この先生は子どもをよく見てくれている」と感じ、信頼関係が芽生えていきます。 --------------------------- Q.先輩保育士との連携の取り方を知りたい 保育の現場では保育士同士の連携がとても大切になってきます。 1年目と言えど「保育士」として仕事をしているなら、即戦力の1人として現場で扱われることでしょう。先輩保育士は後輩である1年目の保育士にも指導をしますが、保育中はゆっくり仕事内容を教えてもらうのは難しいです。テキパキと仕事をしている先輩の足を引っ張っているように感じたり、忙しさのあまり質問をしづらい雰囲気から、悩み事を抱えてしまうことがあります。 A.先輩保育士を頼りにするのが1年目の特権 先輩保育士との関わりに悩んでいる人は「保育士1年目の特権」と思って、小さなことでも相談したり、わからないことをそのままにせず質問する勇気を出しましょう。 保育中は子供達から目を離すわけにはいかないので、午睡中や休憩中に声をかけるようにしてくださいね。教えてもらったことはメモをして忘れないように、何度も同じことを聞かなくても良いようにすることが大事です。
まとめ
1年目の保育士がぶつかりやすい壁や解決方法についてお話ししてきました。 保育士になって初めて仕事量の多さに驚いたり、子どもや保護者、先輩保育士との関わり方に悩んだり、たくさんの壁にぶつかることでしょう。 ですが、まだ「1年目」なのです。わからなくて当たり前、難しく感じて当たり前です。悩みを1人で抱え込まず、自分に合った解決法を見出せると良いですね。