こんな園はイヤだ!私の保育士エピソード
せっかく憧れの先生になるんだったら、就職する保育園は自分に合った素敵な園を選びたいですよね。 元保育士である私も、自分に合った園や合わなかった園も含め、様々な園を見てきました。 そこで今回の記事では『こんな園はイヤだ』をテーマにお伝えしたいと思います。
こんな園はイヤだ!新人がやるが当たり前の園
どんな園であっても、仕事を始めたばかりの新人である限り、まずはできることから任されることが多いです。 例えば、お部屋の掃除や片付け、工作の準備、壁面作り、昼食の準備、午睡の準備など…。 もちろん、これらの仕事は保育する上で大切ですし、先輩が保育をしている間に効率よく処理することもあります。 しかし私が見たとある園では、作業をしている新人を横目に、他の保育士たちは仕事もせず談笑をしていました。 「ありがとうございます」という言葉もなく、「新人がやる」が当たり前になっている職場環境には要注意です。
こんな園はイヤだ! 子どもの個性をなくしてしまう園
ひとりひとりの個性を大切にすることが求められる傾向があるのにも関わらず、とある園では子どもの個性をなくしまう保育をしていました。 絵画といった製作活動は子どもたちの個性を見られる代表とも呼べるものですが、その園では、見本に添わない物や、子どもらしくない物を製作すると、職員が訂正をしていました。 例えば、『好きな色の風船が空に描かれている絵』がテーマの製作で、見本としてカラフルな風船の絵が置かれていました。 すると、ある子どもが赤が好きだからと、すべての風船を赤く塗っていると「どうして赤だけなの?他の色を使わないとダメ!」と先生が注意をしたのです。 子どもはなぜ注意をされたのか分からず、嫌な思いをするかもしれません。 もっと、他の色も使いたくなるような促し方ができるといいですよね! また、色に関しても「空」であれば、大人のイメージは青や水色かもしれませんが、ある子どもは夕暮れのピンクや紫、夜の黒かもしれません。 大人の思うような作品が出来なかったとしても、それがその子どもの見え方であり、意思であり、製作をする面白さだと思います。 子どもたちの個性を大切にしたいという私にとっては、合わない園だったと思っています。
まとめ
「実習園がこんな園だったから、先生になるのはやめる!」というのはあまりに勿体ないです。 なぜなら、自分に合う園での保育士生活であれば充実したものになるからです。 また、今回あげたものはほんの一部の園でのエピソードです。 ほとんどの園は、仕事の大変さを上回る充実感を与えてくれるところだったので、自分に合った園を見つけて、楽しい保育士生活を送ってくださいね。