担任とフリーの違いってなに?仕事内容を紹介
保育園で働く際に一つのクラスを受け持つ「担任」と、担任を持たず人手不足のクラスのフォローに入る「フリー」というポジションがあります。 担任としての働き方はよく聞きますが、フリー保育士は何をすればいいのかと思う方もいるのではないでしょうか。 今回は「担任」と「フリー」仕事内容の違いとは何か、筆者の園を例に紹介していきましょう。
担任とフリーの仕事内容
《担任》 ・クラス運営 ・保育計画(月案・週案・日案)作成 ・子どもや保護者への個別支援 ・次の日の保育準備や壁面製作 ・園の様子を伝えるためのおたより作成 担任保育士は、クラスの主となり子どもたちをまとめます。 1人担任か、複数担任かはクラスの状況によっても違いますが、毎日の活動内容を考え週案や月案などの書類製作を行います。 また子どもたち1人ひとりの成長・発達の姿を捉えて、支援が必要な場合には保護者にも伝えて協力依頼することもあります。 複数担任の場合はこれらの業務を分担して行えますが、1人担任になると1人で行うので仕事内容は多くなることもあります。 《フリー》 ・代休や担任有休の時の担任代行 ・担任の補助、支援児への加配 ・補助が必要なクラスへフォロー ・製作・行事準備 ・保育の準備・片付け フリーの仕事内容は園によっても異なりますが、担任が有休や代休の際に代わりにクラスに入ることもあります。 その他にも、支援が必要な子に個別に付いたり、人手不足のクラスに入り保育を手伝ったりと様々なクラスに入る機会が多いです。 また、クラスが落ち着いている時を見計らって、子どもたちが園庭に出る前に砂場ネットを開けたり、危険個所の確認をしたりと臨機応変な対応が求められます。 そのため、フリー保育士は長く働いていて仕事内容を把握している方が担当することが多いようです。 書類作成は少ないですが「何か作るものはありますか?」と担任に確認し、製作準備の手伝いをすることもあります。/br>
それぞれのメリットとは
《担任》 ・子どもと共に成長することができる 担任は子どもたちにとって園生活で一番近い存在になります。 日々共に過ごしクラス活動や行事などを経験していく中で子どもたちの成長を感じることができます。 「4月は自分のやりたいことが言いだせなかった子が、年度末の3月には人前でも自信を持って自分の思いを伝えられるようになりました!」と保護者と喜びの共感ができるのも嬉しいですね。 また、担任はクラス活動や行事も担任が子どもたちの前に立ち活動内容を伝えていきます。 そのため、子どもたちに伝わりやすく話すにはどのようにしたらいいかなど実際に経験して学ぶこともたくさんあり、子どもと一緒に保育者も成長できるというメリットもあるのではないでしょうか。 《フリー》 ・たくさんの子どもたちと関わることができる フリーになると固定のクラスではなく、様々なクラスに入る機会があります。 慣れてくると子どもたちからも名前を覚えられて、気づけば全クラスの子どもたちからも「○○先生!」と名前を呼ばれることもあります。 たくさんの子どもと関わることができるポジションはフリーならではないでしょうか。 各クラスに入ることで他の保育士の子どもへの伝え方や、環境設定を見ることができて今後も保育の参考にすることもできますね。
まとめ
担任とフリーでは、仕事内容が異なりますがどちらも大切な役割を果たしています。 「○○してくださりありがとうございます!」と互いに声をかけあい互いを尊重し合うことで働きやすい環境が整うことでしょう。 保育士同士が連携を図り、子どもたちへのより良い保育を目指していきましょう!