そろそろ夏がやってくる!園での熱中症対策
気温が高い日も増えて、夏が近づいてきました。 近年は暑さで身の危険を感じる日もあり保育園では熱中症対策に特に力を入れているのではないでしょうか。 大人よりも熱中症になるリスクが高いと言われている子どもたちの命を守るためにも、園での熱中症対策を8つ紹介していきましょう。 参考になりましたら、ぜひ皆さんの園にも取り入れてみてくださいね。
気を付けること
■子どもたちの顔色 たくさん動き回り、気づいたら汗をかき顔が真っ赤になっているという子も少なくはありません。 常に1人ひとりの顔色をチェックし、普段と違うと感じることがあったらすぐに休息をとり水分補給をしましょう。 ■日差し 日差しが強い真夏日には、室内でエアコンを付けていても暑さを感じてしまいます。 少しでも暑さを緩和させるためにも、窓にすだれなどの日よけを設置することで室内温度も変わります。 ■こまめな水分補給 遊びに夢中になると水分補給をすることも忘れてしまうことがあります。 そうならないためにも、活動の切り替えの時間に水分補給の時間を設けて必ず全員が飲むようにしましょう。 そして水筒の中身が減っているか確認し、あまり飲んでいない子に対しては個別に声をかけるといいですね。 一度にたくさん飲むのではなく、何回にも分けて少しずつ飲むことが効果的ですので子どもたちにも知らせていきましょう。 ■衣服の調整 初夏の朝は涼しく日中は気温が高くなるため、朝着てきた長袖をそのまま着続けている子もいます。 子どもは自分で体温調節することが難しく、暑くて汗をかいても長袖を着続けていることがあります。 そんな時には保育者が気づき、着替えをしましょう。 ■外遊びの時間 夏にはプールやシャワーなどの水遊びが楽しめます。 しかし、気温が30℃以上超える日の長時間の戸外活動は控えたほうがいいでしょう。 「30℃を超えた日の戸外活動は30分以内にする」というように時間を制限することで熱中症対策に繋がりますので保育者間で戸外活動の時間を確認してください。 ■室内遊びの充実 外遊びの時間が限られてくると室内での時間が長くなってしまいます。 毎日同じ環境では子どもたちも飽きるので、室内でもできる夏ならではの遊びを取り入れていくといいですね。 例えばプラスチックのカップを使った風鈴制作や、牛乳パックで船を作ってプールやたらいの水に浮かばせるのも子どもたちは喜びます。 室内でも夏ならではの遊びを取り入れることで涼しさを感じることができますね。 ■マスクの着用 現在2歳未満のマスクの着用は推奨されていないため園でも付けていませんが、3歳以上の未就学児はマスクの着用を依頼している園も多いのではないでしょうか。 マスクをしていると顔色も見えませんし、熱中症のリスクが高まります。 戸外遊びや運動をする時には必ず外しましょう。 室内遊びの際に子どもたちの適度な距離を保つことが難しく、室内でマスクを外すことに抵抗はあるかもしれませんが、暑さ対策の面では気温が高い日には室内でもマスクを外して生活した方がいいですね。
まとめ
「暑いから水を飲む」「涼しい所で過ごす」など大人が意識していることも子どもたちは自分では意識することは難しいです。そのため保育者が常に熱中症対策を意識し、子どもの命を守りましょう。 子どもたちはプールに入ったり、園庭で水遊びをしたりと夏ならではの遊びが大好きです。外遊び時間の制限や配慮が必要な場面も多いですが職員間で声をかけあい、楽しい夏にしていきましょう!