保育園・幼稚園で働く栄養士ってどんな仕事をしているの?
まず、保育園であっても、幼稚園であっても、栄養士の仕事内容に大きな変わりはありません。 保育園の方が月齢の幅が広く、朝の補食・昼食・おやつ・夕方の補食と提供時間に差がある程度かと思います。 その点を踏まえた上で、保育園・幼稚園の栄養士は一体どんな仕事をしているのか、紹介したいと思います。
給食室のリーダー的存在!?
栄養士は基本的に給食に関する仕事全てを行います。 仕事内容の例 ・献立作成(おやつ含む) ・食材の発注 ・調理 ・盛り付け ・清掃や備品整理など ちなみに盛り付けや調理などは一緒に働いている調理員と行いますが、給食に関するリーダー的存在が栄養士だと思って良いと思います。 味や見た目、ボリュームや内容などが栄養士の腕にかかっています。
子ども全員が食事を楽しめるようにする
献立を考え、作り、盛り付けるという一連を行う栄養士は、細心の注意を求められます。 保育園の場合、栄養士は月齢に合わせた食事を作ることが必要です。 特に月齢が小さければ小さいほど、まだ食べたことがない食材がある子どもも多くいます。 そのため、大きさ、固さを個々に合わせるだけでなく、中身に関しても十分な注意が必要です。 もちろん、アレルギーのある子どもがいる場合は、栄養士を主軸に誤食などが起きないよう食事内容に留意しなければなりません。 原材料を見直し、アレルゲンが含まれる場合は代替を考える必要があります。 また、物心がついた子ども自身が孤独感を感じることなく、心地よく食事をするために、味が良いことは勿論、見た目にも差異のないものを選ぶといった心遣いも必要とされます。
保育士とともに食育を伝える
園に栄養士がいる場合、子どもの月齢に合わせて食育も行うこともあります。 保育士と打ち合わせをした上で、調理体験を始めとして、季節に合わせた食育を行います。 例えば、お花見しながらの食事を楽しんだり、昨今では防災食を提供したりすることで、食べることへの興味、関心を育て、喜びを感じさせるのも栄養士の仕事の一つです。 他にも園内菜園を行い、子どもたちに育てる喜び、収穫する達成感、そして、それを調理する楽しさを教えることもあります。 こういった食育の仕事を求められるのは、保育園・幼稚園で働く栄養士の特徴といえます。
まとめ
家では好き嫌いのある子どもが、園での給食はモリモリ食べる!なんて話も珍しくはありません。 間近で子どもたちと関わり、食育を通して子どもたちの様々な『初めて』が見られるのも、栄養士の特権です。 もし興味が湧いたなら、是非一度詳しく調べてみてはいかがでしょうか。