乳児院や児童養護施設とは?働くやりがいや魅力を紹介
乳児院は0歳から2歳、児童養護施設は18歳までの子どもを預かり、保護者の養育を受けられない子どもたちを保護・養育しています。
子どもたちにとって、施設は日々の生活を送る「家」であり、ともに「家」で過ごす職員は、家族のような存在です。
どちらの施設であっても、入所してくる子どもたちは、何かしらの事情を抱えていることが多く、職員には子どもたちへの精神的なケアが必要とされています。そして同時に、子どもたちの自立やそれぞれの年齢に応じた、個々への対応が求められます。
今回の記事では、そういった乳児院・養護施設で働くことで得られるやりがい・魅力についてご紹介したいと思います。
乳児院・児童養護施設でのやりがい
乳児院・児童養護施設で働く職員は、親の代わりとなって、幅広い年齢層の子どもたちを養育し、必要に応じて援助や精神的安定のためのケアをする必要があります。
特に児童養護施設の子どもたちは、信頼関係のない大人に対して警戒心があるため、同じ空間にいることや日常会話すら拒否されることもあります。
知らない人から急に「今日から私たちは家族だから、仲良くしてね!」と話しかけられると、誰でも警戒するように、揺るぎない関係性を構築するには、根気や時間だけでなく、子どもたちとぶつかることを恐れない気持ちも必要です。
だからこそ、信頼関係・愛着関係が確立されれば、子どもたちは職員に素直な姿を見せてくれます。
子どもたちから信頼を寄せられた時、全身全霊で関わり、分かり合えた時に、施設職員としてやりがいを感じられるでしょう。
乳児院・児童養護施設で働く魅力
基本的なお仕事は、生活の支援を行うことです。
その他にも、担当児童と誕生日に買い物を楽しんだり、幼稚園・学校が長期休暇の時には一般的な家庭と同様に、旅行に出かけたりすることもあります。
大家族のようにイベントを楽しめることも、魅力の1つではないでしょうか。
また、特に乳児院などでは、首の座っていない赤ちゃんの頃から関わることもあるため、著しい成長を見届けることができます。
もちろん、どちらの施設においても、長期間に渡って子どもたちの成長を身近で見ることができるということは、職員の特権であることに間違いないでしょう。
まとめ
乳児院・児童養護施設の職員の仕事は養育だけに止まりません。
何故なら、子どもたちは退所する際、大抵両親や保護者の元に戻ります。
そのため職員は、退所した子どもたちが変わらない生活が送れるように、親御さんへのサポートなどを求められることも多く、一般的な保護者とはまた違った、個々に合わせた対応が必要になります。
こういった施設職員として働くことは、大きな社会貢献にも繋がります。
『どんな事情を抱える子ども達であっても、子どもは幸せでいなければいけない』
もし、そんな思いを強く持っているのであれば、是非一度、詳しく調べてみてくださいね。
あなたにとっての天職になるかもしれません。