園の連絡帳って何のために書いているの?
保護者との連絡ツールとしてほとんどの園で連絡帳がありますよね。
全園児が対象の園もあれば、3歳以下の園児のみの場合もあり、連絡帳のルールは園によって違いはあります。
そんな連絡帳は、そもそも何のために書いているのでしょうか。
連絡帳の必要性と書き方のコツを詳しく紹介しましょう!
健康状態を把握するため
保護者には、家庭で食べたものや様子等を書いてもらう欄があります。
特に0歳児は、ミルクや排泄のタイミング、午睡の間隔等を記入して家庭との連携を図ることで子どもの生活リズムを整えることに繋がります。
また、休みの間に体調を崩していたことが書いていると、その後の様子を保護者に伝えることができますし、担任保育士が不在の時でも連絡帳を見て共有することができます。
子どもたちの体調を見守るためにも、必ず登園時に目を通して確認しておきましょう。
困ったことや相談ごとを記入するため
保護者が子どもの成長や日々の行いについて困ったことや悩んだことを保育士に相談する時にも活用できます。
例えば、
「家でトイレトレーニングを進めていますが、なかなかトイレに行きたがりません」
そんな保護者から相談を受けた時。
「トイレに行くのを拒まれるとどうしたらいいのかと悩んでしまいますよね。園では電車のシールをトイレに貼ったら喜んでいくようになりました」
と保護者の気持ちに寄り添いつつ、園での様子を交えて伝えるといいですね。
また、子育ての悩みを連絡帳に書き記しておくことで、後で振り返ることができるのもメリットの一つです。
子どものエピソードを共有できる
連絡帳は保護者との交換日記のようなものです。
連絡帳に保育園での子どもの様子を詳しく書くことで保護者にも伝わり、子どもの成長を共有できることでしょう。
その時に気をつけたいのが、
「今日は○○で○○ちゃんと一緒に遊びました」
これだけでは、なかなか状況が伝わりません。
何を書いたらいいのかと悩んでしまい、毎日同じような文章になってしまうと悩んでいる方もいるとは思いますが、
「今日は○○ちゃんと一緒におままごとをしていました。赤ちゃんの人形を抱っこしてお世話をしたり、お姉ちゃん役の○○ちゃんに朝ご飯を作ったりしてお母さんになりきっていましたよ」
上記のように、実際の出来事を書き記すことでその時の状況が思い浮かびやすいでしょう。
毎日ままごとをしていたとしても、一緒に遊ぶ友だちやままごとの設定には違いがあります。
一人ひとりがどのように過ごしているのか普段からよく観察できるといいですね。
連絡帳の書き方や約束事は園によって違いがありますので、初めて書く際には必ず先輩保育士に確認してくださいね。
保護者とのコミュニケーションを図るため
連絡帳が必要な理由は、子どものことを共有する必要性があるためではありますが、それだけではなく保護者とのコミュニケーションを図るためにも重要な役割を果たしています。
保育園に子どもを預ける保護者は仕事があるので、朝は早く会社に行かねばなりません。
更に仕事帰りのお迎えには、帰ってからご飯の準備にお風呂にと、忙しくて保育士とゆっくり話す機会が持てない場合も多いです。
直接話せない場合にも連絡帳で園での様子を伝えて、保護者からのコメントにもしっかり目を通して必ず返信してくださいね。
やりとりを重ねていくことで保護者と信頼関係を築き、良好な関係となれるでしょう。
まとめ
子どもを預かる上で保護者との信頼関係を築くことは、とても重要になってきます。
連絡帳を通して子育ての不安や園への要望を確認し、子どもの成長を共有できるといいですね。
保育の合間に記入しますので忙しいとは思いますが、連絡帳がコミュニケーションの場であることを意識して書いていきましょう。