面接の逆質問はどこまで聞いて大丈夫?
面接の最後に、「何か質問はありませんか?」と面接官から聞かれる「逆質問」は返答に困るという方も多いのではないでしょうか。
この逆質問は、いろいろな意図があったり、自分の気持ちをアピールすることができる時間でもあります。
今回は面接での逆質問の意図や、どこまで聞いても大丈夫かなどを分かりやすくお教えしていきます!
面接で逆質問があるのはなぜ?
まず、なぜ面接では逆質問があるのか考えたことはありますか?
園側にも逆質問をする意図がしっかりあるので、理解しておきましょう。
・園に対する不安や疑問を解決するため
面接を受けにきてくれた方の不安や疑問を解決したいということから、逆質問をする場合が多いです。
面接の段階では、まだ分からないことも多く不安に感じることもたくさんありますよね。
面接後に「この部分は大丈夫なのかな?」「これってどういうことだったんだろう?」とならないよう、逆質問の時間を設けています。
・どのくらい園に興味があるのかを知るため
「何か質問はありませんか?」と聞くことで、園に対してどれだけ興味があるのか、どれだけ働きたいと意欲的なのかを見極めている面もあります。
緊張のあまり「特にありません」と即答してしまうと、もしかしたら「あまり興味がないのかもしれない」という印象を持たせてしまう可能性もあります。
・コミュニケーション脳力の有無を知るため
逆質問をすることで、自分の考えをまとめて話すことができるかの「コミュニケーション脳力」を見極めている場合もあります。
突然、逆質問をされると返答に困ることも多いですが、あらかじめ準備しておくことでスムーズに対応することができますよ。
面接の逆質問はどこまで聞いて大丈夫?
逆質問をする意図を理解した上で、どこまで聞いても良いのか知りたいですよね。
まずは、最低限の「NG質問」をおさえておくことが大切になってきます。
・「特にないです」はNG!
逆質問の返答で1番NGなのが「特にないです」と即答することです。
面接の中でたくさん話をした後、本当に聞くことがない場合は「今までのお話の中で不安や疑問に思っていた点が解消したので特にありません」と伝えても良いです。
特にないと即答してしまうと、興味や意欲がないという印象を受けてしまうので、なるべく質問事項をいくつか準備しておくことが必要と言えます。
・「なぜ退職者が多いのか」などのマイナス面に感じる質問はタブー
園の運営に関わることや「退職者が多い理由」「大幅増員募集の理由」など、マイナスに感じるような質問はタブーです。
もし、ネガティブな面について知りたい場合は「今後改善したいと考えているポイントはありますか?」など聞き方に工夫をしましょう。
・雇用条件に関する深い質問は控える
勤務時間や残業の有無など雇用条件に関する深い質問は控えた方が良いです。
福利厚生を重視して応募しているのではないか、という印象を与える恐れがあるので注意しましょう。
雇用条件に関する質問をしたい場合は「小さな子どもがいるので働き方について知っておきたい」「将来、結婚や出産を経ても仕事をしたい」といった理由をつけて質問することをオススメします。
保育園面接ではどのような逆質問が良い?
面接ではどのような逆質問が良いのか、事前にいくつか準備しておくことが大切になります。
逆質問のNGラインに気をつけて、考えておきましょう。
・園の教育方針や行事のことなど理解を深められる質問
面接を受ける前に園について下調べし、気になった点を率直に質問してみましょう。
園の教育方針を理解した上で「保育の中で特に力を入れているところはどういった点ですか?」など、もっと園のことを知りたい!と印象づけられる質問が良いですね。
・意欲的に働きたい!と伝わる質問
園で働く上でどのような点に気をつけたら良いのか、必要な準備はあるのかなどを聞いてみるのも良いでしょう。
仕事に真摯に向き合う姿を見せ「この園で働きたい!」という気持ちを見せることが大切です。
・自分の特技や長所を活かせる質問
楽器ができたり、絵を描くのが得意などといった特技や長所がある場合は、それらを活かせるような質問を考えましょう。
園の活動の中で音楽体験を生かせる場面はあるのかや、製作で力を入れてる部分はどのような添加など、自分をアピールしつつ前向きに働きたいという姿を見せることができます。
まとめ
面接での逆質問に関するお話をしてきました。
緊張する面接の最後に逆質問がくると、何を答えたら良いのか分からなくなってしまう方も多いですよね。
逆質問は面接時に必ず聞かれると思って、準備しておくことが大切です。
マイナスな印象を与えるような質問は避け、意欲的な姿をアピールできるような質問をいくつか準備しておきましょう!