子どものごっこ遊びあるある
幼少期、誰でも一度はしたことのある『ごっこ遊び』
定番のおままごとをはじめとして、お店屋さんや戦隊ヒーロー、動物など子どもたちは自分のなりたいものになりきって遊ぶのが大好きですよね。
そこで今回は、そんな子どもたちのごっこ遊び『あるある』をご紹介したいと思います!
思わずクスっと笑ってしまうおままごと
ごっこ遊びと聞いて、一番初めに思いつくのはおままごとではないでしょうか。
子どもたちはおままごとが大好きです。
特に女の子はお母さんになりきって、料理をしたり、赤ちゃんの世話をしたりして楽しんでいます。
子どもは真剣そのものですが、その時々の発言や行動にお家の様子が垣間見えて、ついつい笑ってしまうこともしばしば。
私が保育園で働いていた時のこと、3歳の女の子がお母さんになりきっておままごとを楽しんでいました。
「さあ、朝ごはんよ」と、テーブルに並べられたのはお皿に乗ったパンとティーカップ。
食べる真似をしながら、「朝は忙しいんだから、ちゃっちゃと食べちゃってね」なんて言うものですから、思わず吹き出してしまいました。
他にも、4歳の女の子が「今日は特売だからスーパーに行かなきゃ」と買い物かごに食べ物のおもちゃを詰め込んでいたり、5歳の女の子がお父さん役の男の子に「お仕事お疲れ様でした。ビール飲みます?」とコップを渡したりと、リアルなお母さんの様子がたくさん見られ、とても微笑ましいです。
大人には思いつかない値段設定!?
4、5歳頃になると数の認識がはっきりしてくるため、そこまで驚くような値段をつけることは少ないのですが、2、3歳くらいの幼い子どもたちの考える値段は、色んな意味で目玉が飛び出そうになってしまいます。
ある時、2歳半の女の子がケーキ屋さんごっこをして楽しんでいました。
店員さんになりきった彼女はニコニコしながら、「いらっしゃいませ」と迎え入れてくれ、おすすめのケーキまで教えてくれました。
私がケーキを選び値段を聞くと、少し考えて出てきたのは「にじゅうひゃくえん」という不思議な値段。
思わず、「それはいくらですか?」と聞き返してしまいました。
他の子どもたちの場合でも、絵本が3円で売られていたり、キャベツが1万円だったりと、大人では思いもつかないような値段設定をしています。
子どもたちなりに「色々考えて値段設定をしているんだろうな…」と感じてしみじみしてしまいました。
まとめ
ごっこ遊びは、子どもの成長発達にとても良い効果を持っています。
例えば、動物やテレビに出てくるキャラクターの模倣は、身体的に発達していないと難しい場合もあります。
また、ままごと遊びの時に、ブロックのおもちゃを野菜に見立てるというような、見立て遊びを楽しむための創造力を始めとして、お友達同士でごっこ遊びをする時のコミュニケーション力や、ごっこ遊びのシチュエーションに適した言動をする社会性など、発達段階にある子どもたちのさまざまな能力を育てると言われています。
もし、子どもたちからごっこ遊びに誘われた際は、恥ずかしがらず、子どもに戻ったつもりで一緒に楽しんでみてください。
ごっこ遊びを楽しむ様子を間近で見ることで、今まで知らなかった子どもたちの本音や考え方が垣間見られるかもしれません。