子ども主体の保育とはどんな保育?
みなさんは、様々な園を調べている中で「子ども主体の保育」という言葉を耳にする機会がありませんか?
幼児期から一人ひとりの思いを尊重し、自分で意思決定していくことが重要だと分かっていても、実際にどのようなことに気をつければよいのでしょうか。
今回は、子ども主体の保育に必要なことをまとめました。
子どもが主役になる
思いを尊重し主体性を持つということは、単にやりたいことだけするというわけではありません。
一人ひとりの意見を存分に聞きたいからといって、クラス全員が自分のやりたいことを主張するだけで話はまとまりません。
全てを自由にするのではなく、子ども自身が目的を達成するために何が必要なのかを考えられるように、保育者が子どものやりたいことを想定して土台となる環境を整えています。
砂遊びを例にします。
クラスの友だちと一緒に砂場で山を作っている中で、同じ山から様々なアイディアが浮かんできます。
・穴を空けてトンネルにしたい
・もっと砂をかけて大きくしたい
・大きなケーキにしたい
上記のように、無限に広がるイメージを保育者が壊さないように気をつけています。
「この山は○○にしたら?」と保育者が主導権を握ってしまうと子どもは自分の思いを出しづらくなってしまうので、子どもが主役になれるよう保育者はサポートに徹し、見守りましょう。
環境構成の重要性
環境構成と聞くと活動を進めるために必要な環境ばかりに気を使いがちですが、活動の中で、子どもたちが自ら気づいたり挑戦したりするためには何が必要かを考えていくことが重要になってきます。
「今の時間は、こうあるべき」という概念にこだわらず、守るべき約束事は伝えた上でのびのびと表現する楽しさを感じられるように環境を整えていきましょう。
興味があることに挑戦する際に、保育者が否定したり口出しをしたりすると自信を失くしてしまいます。
自分なりに考えて目標に向かっていくのであれば、子どもが安心して自分の好きなことに集中できる環境を整えていくことも立派な環境構成といえるでしょう。
一人ひとりの特徴を知る
集団保育の中では、個人を尊重しつつも全員で活動を進めていくことも欠かせません。
その中でも一人ひとりの性格は違いますし、同じことをするにしても時間がかかる子もいますよね。
子ども主体だからといって、次に何をしたらいいか分からず、戸惑っている子に対して見守り続けていても不安になるだけでしょう。
子ども自らがどうしたら行動したらいいのかを考えて、意思決定していくためにも子どもの性格や特徴を把握しその子にあった声かけ関わりを考えています。
まとめ
子どもは遊びや生活の中で様々な挑戦するなかで、興味関心が高まり何事にも意欲的に取り組むことが増えてくるでしょう。
保育者は子どもの気づきや行動を温かく見守り、環境を整えサポートしていくことで子どもの可能性は無限大に拡がることに繋がります。
全てを子どもたちの判断にゆだねる訳ではありませんが、一人ひとりが自由に表現できる環境を整えていくことで子どもの主体性を高めていけるといいですね。
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