クラスリーダーってどんな仕事?
保育園ではひとつのクラスを複数の保育士が担当しています。
その中でも、日々の保育をまとめ、他の保育士にも指示を出す「クラスリーダー」という役割があるのを知っていますか?
今回はクラスリーダーの仕事をわかりやすくお教えしていきます!
クラスリーダーとは?
クラスリーダーとは、その名の通り「クラスのリーダー」として保育を担う保育士のことを指します。
クラスリーダーは基本的にクラス内に1人設定され、その日によって変わったり、1年間固定されていたりと園によって様々です。
・複数人いる保育士をまとめ、クラス全体の保育を進める
クラスリーダーは、子どもたちと接する保育業務に加え、他の複数人いる保育士をまとめなくてはいけません。
臨機応変に動かなくてはいけない保育の現場は、保育士同士が声を掛け合うことがとても大切です。
バタバタしている時こそ「A先生、ここお願いします」「B先生は子どもの対応をお願いします」など、クラス全体の保育をスムーズに進むようクラスリーダーが的確に指示を伝えていく必要があります。
・クラスリーダーはどうやって決まる?
クラスリーダーの在り方は、園によって様々です。
その日によってリーダーが変わる交代性の場合や、1年間固定でリーダーが決まっている場合もあります。
固定でクラスリーダーが決まっている場合は、そのクラスに入る保育士の中でも保育経験が長い保育士がクラスリーダーを任されることが多いです。
交代制の場合は、新年度はベテラン保育士がリーダーを行うことが多いでしょう。
少しずつ慣れてきたら新人保育士もクラスリーダーを任されたりと、どの保育士でもリーダーが成り立つようクラス運営をしていきます。
クラスリーダーの仕事
クラスリーダーの保育士と、そうではない保育士の仕事内容にはどのような違いがあるのか知っておきたいですよね。
クラスリーダーの仕事は、他の保育士よりも「自分で気づいて動く」ことが大切になってきます。
・1日の保育を率先してまとめ、進めていく
クラスリーダーは、その日1日の保育を率先してまとめていきます。
基本的には子どもの前に出て朝の会を進めたり、絵本の読み聞かせや制作を行います。
子ども一人一人と接しつつも、クラス全体を動かしていかなくてはいけないので、細かな対応が必要な場合は他の保育士にヘルプを出し対応してもらいます。
クラス活動がスムーズに行えるよう、子どもをまとめながら時計を見て声掛けしていくのがクラスリーダーの仕事です。
・他の保育士への指示を出す
保育の現場は毎日同じということがなく、その場で対応しなくてはいけないものなど臨機応変な行動が必要となります。
クラスリーダーは前述した通り、クラス全体をまとめてクラス運営をしていかなくてはいけません。
そのため、子どもをまとめるだけでなく、他の保育士への指示出しもクラスリーダーの仕事となります。
指示を出さなくても保育士同士が阿吽の呼吸で行動できれば良いのですが、クラスに入る保育士も毎日同じではない場合もあるので、その都度わかりやすい指示を出すのが大切になります。
・その日の製作やクラス活動などの保育計画を決める
クラスリーダーは子どもたちの発達段階を理解した上で、製作の内容やクラス活動などの保育計画を決めておきます。
園によっては、クラスリーダーだけでなくクラスに入る保育士全体で意見を出し合い、最終的にクラスリーダーが意見をまとめて保育計画を作るという流れのところもあります。
クラス全体をまとめているクラスリーダーだからこそ、今現在の子どもたちが出来ること、これから出来るようになるだろうことを予測して、楽しめるような保育計画を考えていきましょう。
まとめ
クラスリーダーの仕事に関してお話ししてきました。たくさんいる子どもたちをまとめ、他の保育士にも指示出しをするなど、大変そうなイメージがありますよね。
ですが、保育士としてスキルアップできる役割でもあるので、決して1人で全てを行おうとせず、他の保育士との連携を大切にしていきましょう。