保育園の面接って一般企業と比べてどんな雰囲気だった?元保育学生が振り返る!
保育士は子どもだけでなく、保護者や職員間でも良好な関係性を築けるようにコミュニケーション能力スキルが求められるでしょう。
人間性や価値観などを知るためにも、就職活動には面接が欠かせません。
数多くの質問に回答し自分のことを知ってもらうことが重要ですが、「どのような質問されるのだろう」「面接官は何人いるのだろう」と面接を前に緊張している方も多いですよね。
そこで今回は、保育園の面接は一体どのような雰囲気なのか、元保育学生の筆者が一般企業の面接と異なるポイントと併せて紹介します。
面接の基本は一般企業と同じ
一般企業の面接は必ずスーツを着用し、髪色や化粧の仕方を見直して社会人としてふさわしい身だしなみを意識していますね。
これらのことは保育園の面接にも共通していますので、会場に入る前には必ず一呼吸おいて身だしなみチェックするようにしましょう。
服装だけでなく、面接の流れを確認し座るタイミングや返答の練習しておくといいですね。
一般企業の面接を会社で行うように保育園の面接も、園内で行うことがほとんどです。
面接は午睡の時間帯に設定されることが多く、面接の部屋に移動する際に子どもたちの寝顔が見られる場合もあります。
寝顔だけでなく、遊んでいる子どもの間を通ると「お姉さんは誰?」と話しかけられることもあるでしょう。
かわいい子どもたちの姿を見ると緊張していた表情がほぐれて、面接に落ち着いて臨めるのも保育園ならではですね。
面接官の人数は園によって異なる
園長や主任など複数の複数の職員による集団面接や、採用担当者1人の園もあります。
実際に保育現場で子どもたちと関わっている先生ですので、学生が緊張していることを考慮して笑顔でゆっくり話かけてくれる面接官もいるので焦らずに自分の思いを伝えていきましょう。
手遊びや歌を歌うこともある!?
筆者が保育園の面接を受けた時に実際に聞かれた内容は以下の通りです。
・自己PRをしてください
・学生生活で頑張ったことはありますか
・志望動機を教えてください
・得意な手遊びはありますか
自己PRや志望動機を聞かれるのは一般企業でも多いと思いますが、面接の中で手遊びをしたり歌ったりするのは保育園の大きな特徴です。
園にもよりますが、筆者の場合は最後の質問で「得意な手遊びはなんですか?」と質問され、その場で手遊びを行いました。
緊張して声が裏返ってしまいましたが、面接官である園長先生は笑顔で最後まで見守ってくれていたことが印象に残っています。
突然の質問に驚いてしまいましたが、保育園で働くとなれば子どもの前ですぐに対応しなければなりません。
保育中の活動をイメージして臨機応変に対応できるのかを見ていたのかと後になって気づきましたが、焦らないためにもすぐに答えられるように準備しておくといいですね。
園の雰囲気を知ることができる
上記にも記したように、面接中でも子どもたちは他の部屋で活動しています。
そのため、保育者と子どもの関わりが見えて園内の雰囲気を間近に感じることもできるでしょう。
「この園に就職したら〇〇してみたい」というように自分のやりたい理想の保育をイメージできますね。
一般企業の場合は実際に働いてみないと仕事内容が分からないということも多いですが、保育園を見て子どもと先生が笑顔で楽しそうに過ごしているとより働きたいという気持ちが高まります。
まとめ
一般企業の面接と比べて質問内容に大きな違いはありません。
しかし、園内の雰囲気に緊張がほぐれたり、働いた後のイメージが持てたりと保育園ならではのメリットもあります。
手遊びや歌を突然求められることもありますが、面接官の方は学生の話に耳を傾けてくれるでしょう。
質問内容を想定して面接のシミュレーションすることで、落ちついて話せるようになりますので面接にしっかり備えて自分らしさを表現していきましょう。