どこの園も同じに見える…。複数園を差別化するためにはどこに注目したらいい?
就活時にたくさんの園を見ていると「なんだかどこも同じように見える…」と感じる人も多いですよね。
自分に合った園を探すためにも、複数園を差別化して見極めることが大切です。
今回はどのような点に注目して、複数園を差別化したら良いのかをお教えしていきます。
しっかりとポイントをおさえると、わかりやすくなりスムーズに行動ができますよ。
保育施設の種類を改めて理解する
まずは、主な保育施設の種類や業務内容を改めて理解しましょう。
子どもと接する職場といえど、保育対象年齢や保育時間に大きな違いがあるのが特徴です。
・保育園
保育士は、0歳児~5歳児までの幅広い年齢の子どもたちを保育するのが仕事!
長期に渡り、子どもたちの成長を見守りながら、その家庭をサポートする必要があります。
勤務時間は園によって様々ですが、7時頃〜19時頃まで開園しているところがほとんどです。
そのため保育士の勤務もシフト制となり子どもと過ごす時間も長くなるでしょう。
0歳から入園していた子が5歳児になり卒園していくまでを見守ることができるので、保護者と一緒に子どもたちの成長を見守っていきたい方にとってはオススメ。
・幼稚園
幼稚園は満3歳以上の子どもたちを対象としており、就学前の幼児への教育を目的としています。
子どもたちは14~15時頃に降園となり、その後預かり保育を行っている園もあります。
預かりの時間は園児も少なくなることから、預かり担当保育者に引き継ぎ、担任保育士は保育準備や事務作業を行う場合もあるため時間も確保しやすいです。
翌日の準備や製作物など持ち帰りの仕事を抱えることもあるかもしれませんが、春休みや夏休み等の長期休みの間は持ち回り制となることが多いのでその期間は休暇が取りやすくなるでしょう。
・認定こども園
幼稚園の「教育」と保育園の「保育」を兼ね備えているのがこども園です。
こども園は基本的0〜5歳児を受け入れしており、親の就労に関わらず入園できます。
幼稚園同様に3〜5歳児には成長発達に応じたカリキュラムを作成し、園に特色によっては水泳、体操、ひらがなや数字の勉強などを取り入れている所もあります。
複数園を差別化するために注目するポイント
保育園や幼稚園、認定こども園の違いを理解したうえで、複数園を差別化するポイントをお教えします。
自分の今後行っていきたい保育内容にあった園を見つけるために、注目するポイントをおさえておきましょう。
・園の保育方針や教育方針
1番注目すべき点は「保育方針や教育方針」です。
自分がどんな園で働きたいのか、どんな保育をしたいのか、これまで学んできたことや実習で経験したことを活かして比較できると良いでしょう。
・園内の設備
自分がどんな保育をしたいのか、それによって園庭の有無やホールの広さ、その他設備を確認しておくと必要があります。
例えば、「子どもたちとのびのび遊んで自然に触れた保育を行いたい!」という気持ちがある人は園庭が広く、自然豊かな環境が整っている園が良いと思います。
・職員の年齢層
職員の年齢層も、差別化するポイントです。
ベテランの先生が多い園、新卒や若い先生が多い園、年齢層に偏りがない園で園の雰囲気も変わってきます。
「不安や苦手なことも多いから、ベテランの先生に教えてもらいながら仕事したい」
「同年代の先生たちと和気あいあいと仕事したい」
などなど、自分が理想とする職場環境かを見極めましょう。
・仕事内容・事務仕事など
子どもの人数によって保育者の人数配置は決まっていますが、複数担任なのか1人担任なのか。補助の先生は付くのかなどのクラス配置も確認すると良いでしょう。
また、園によっては事務仕事の簡素化を図っている園も増えてきているので、作業負担を減らして子どもたちと関わる時間を大切にしたい学生はそこにも注目です。
まとめ
複数園を差別化するポイントをご紹介してきました。たくさんの園を見ていると、どこに違いがあるんだろう?とわからなくなってしまいますよね。
ただ求人票を見るだけでなく、実際に複数園を比べてみてどういった違いがあるのか、どのような点が自分の保育観と合うのかを見つけることが大切ですよ。