・やることを全て書き出す
たくさんのタスクを抱えていると、頭の中でパニックになってしまいます。
焦ると優先度が高いタスクを忘れてしまい、ミスにつながることもありますので頭の中を整理するようにしましょう。
そのためには、その日にするべきことを朝に全て書き出すことが大切です。
書き出すことで、タスクをこなすために必要な準備や優先順位が視覚化されて効率よく仕事を進めるための道筋が見えてきます。

・期限を決める
タスクを書き出して優先順位を確認した後は、自分の中での期限を設けましょう。
気づいたら、期限が間近に迫っていたということがないように「この日までには終わらせる」という目標を設定して進めるといいですね。

・テンプレートを作っておく
クラスだよりや計画案などの書類作成をパソコンで行う際には、あらかじめテンプレートを用意しておきましょう。
くり返し使う部分は定型化することで、時短になり作業効率も格段に上がります。
クラスだよりや保護者への案内書類もテンプレート化することで、デザインに統一感を出せて見やすくなりますね。

・行事ごとにフォルダー分けをする
運動会や発表会等の行事の計画案や配布物を作成する際には、たくさんの保育者が関わります。
パソコンで書類を作成した後に保存する場所を決めておくことで、誰が見てもすぐにデータを確認することができます。
その際に「2023年度　運動会計画案」というように年度と行事名を入れておくと分かりやすいですね。

・トラブルを周知しておく
作業をしていると、何らかのトラブルで作業が進まないということもよくあります。
パソコンに詳しい職員が近くにいればすぐに聞けるのですが、毎回聞いて解決というわけにもいきません。
「パソコンのエラーが解決出来ず、1日が終わってしまった」ということがないように、よくあるトラブルの解決策はマニュアル化して保育士内で周知しておくようにしましょう。

・全てを抱え込まない
慌ただしく毎日過ごしていると、疲れがたまりマイナス思考になってしまうことがあります。
「今日はこの作業を終わらせる予定だったのにできなかった」と達成できなかったことに目が行きがちですが、気持ちを切り替えてできたことを見つけて自分のことを認めるようにしましょう。
特に、行事が近づいてくると心の余裕が持てずに焦ることも増えると思います。
「今日も1日子どもの安全を守ることができた」「計画案を進めることができた」少しでも達成したことを認めることで明日への活力に繋がり前向きな気持ちになれますね。

・先輩の意見を聞く
自分なりに考えてタスクをこなそうとしても、急ぎの仕事が入ることがあります。
その際には思い切って先輩保育士に相談するようにしましょう。
先輩に確認する時の注意点として、「何をすればいいですか？」と丸投げするのではなく、「〇〇を先に仕上げようと思うのですが、△△は明日の提出でもよろしいでしょうか」と自分なりの考えを伝えたうえで意見をもらうといいですね。

始めから完璧に仕事ができる人はいません。
さまざまな失敗を重ねて「こうすればもっと効率がいいかも」
と考えられるようになってきます。
仕事内容が多くて頭がパンクしそうになっても落ち着いてタスクを整理することで効率良く仕事を進めることができます。
今回紹介したことをできることから実践してみてくださいね。