現役保育士に聞いた!「保護者に言われて嬉しかったことは?」
保育士は子どもたちだけでなく保護者や保育士など、様々な人と関わる機会が多いでしょう。
その中でも保護者とは、日々のコミュニケーションを通して徐々に信頼関係が深まります。
信頼関係を深めることができれば、先生としてやりがいに繋がるような嬉しい言葉をかけてくれることも。
そこで今回は、現役保育士の筆者が保護者に言われて嬉しかったことをまとめてみました。
「入職後の保護者対応が心配」という保育学生さん必見です!
保護者から言われて嬉しかったこと【5選】
■「先生が担任で良かったです」
4歳児クラスの担任をしている時に、あまり笑顔を見せないお母さんがいました。
話す時にいつも緊張していたのですが、信頼関係を築くためにも子どもの様子を詳しく伝えて関わっていたところ、年度末には少しずつ会話も増えていきました。
5歳児クラスに進級しクラス発表で、2年連続担任になることをお母さんに伝えたところ、「先生がまた担任で良かった!」と満面の笑みで喜んでくれました。
喜んでくれた嬉しさと、今まで頑張ってきて良かったという気持ちを感じることができました。
■「子どものことを考えてくれてありがとう」
年長を担任している時に、椅子に座って話を聞くことが難しく、お集まり中に室外に出ていってしまうため支援が必要な子がいました。
私は「どうだろうしたらその子のためになるだろう…?」とお母さんに家庭での様子を聞きながら考え、「落ち着くスペースを作ってみよう」などと、試行錯誤していました。
するとある日、お母さんから「先生、子どものことを一生懸命に考えてくれてありがとうございます」と感謝の思いを伝えてくださいました。
「私の対応はこれであっているのかな?」と悩んでいた時期だったので、認められたと思い嬉しい気持ちになりました。
■「先生には相談しやすいんです」
普段の子どもの様子や持ち物について詳しく知りたくて、お迎えの際にたくさん質問するお母さんがいました。
不安な気持ちが少しでも軽くなればいいなと思い、質問があったことに対して丁寧に返答するように心がけていました。
するとお母さんから「先生は相談しやすくてたくさん聞いてしまってすみません。いつもありがとうございます」と一言。
お母さんの気持ちに寄り添えていたのかなと嬉しく思い、丁寧に対応する大切さを改めて実感しました。
■「先生がいると安心します」
土曜保育やお盆の時期などで、子どもの人数が少なくなると合同保育を行うときがあります。
普段の保育とは違い、職員の数も少ないため、子どもたちにとって必ずしも自分のクラス担任がいるとは限りません。
とある日の土曜保育でたまたま自分のクラスの子が登園してきた時、お母さんから「先生がいてくれると安心します!」と言われました。
この言葉を受けて、自分は必要とされているんだと充実感を味わうことができて嬉しくなりました。
■「子どもが先生のこと大好きだと言っていました」
初めて担任を持った時、要領が悪く仕事に追われる日々が続いて不安を抱えていた頃。
登園の受け入れの際に「うちの子が〇〇先生のことが大好きっていつもおうちで言っているんですよ」とお母さんから言われました。
もちろん子どもから直接言われることも嬉しいですが、「おうちの人も良い印象を持ってくれているのかな?」と更に嬉しい気持ちが込み上げてきました。
「辛いことがあっても、もう少し頑張ろう」と思えた瞬間でした。
まとめ
嬉しい言葉を伝えられると「保育士として働いていて良かった」と仕事へのやりがいを感じることでしょう。
特に「ありがとう」と感謝の気持ちを伝え合うことで互いに信頼関係を深めることに繋がります。