こんな園はいやだ!私の就活エピソード
保育学生の皆さんは「理想の園で働きたい!」と憧れの保育士になるために、園見学をしながら様々な園を見比べていると思います。
保育園の規模や行事の有無、そして人間関係などは園によって異なる点がたくさんありますが、皆さんは就活で何を優先させますか?
実際に訪れてみて、魅力を感じる園はたくさんありますが、実は就職することをためらってしまう園も存在します。
皆さんが理想の園に出会うためにも、今回は筆者が就職活動をしていた時に感じた「こんな園はいやだ!」と思ったエピソードを紹介します。
就活の参考にしてみてくださいね。
子どもを大声で叱る声が聞こえる
就職先を探すためにとある園の見学をしていた時の出来事です。
一通り園内を見学していたときに、「それはやってはいけません!」と大きな声で子どもを叱る声が聞こえてきました。
最初は「なにかやってはいけないことを注意しているのだな」と思ったのですが、他の部屋で説明を聞いている間にも大きな声で、しかも長時間叱る声が聞こえてきました。
もちろん、子どもにやってはいけないことを伝えることはとても大切なことではありますが、子どもを叱る保育者が「ダメ」や「〇〇しないで」というような否定的な言葉が多く、通りすがりの私も息をひそめてしまいました。
その様子を見ていて、自分の理想の保育とは違うと感じ、園見学後に選考を受けることはありませんでした。
園内の清掃が行き届いていない
保育園の面接に行った時、待ち時間に保育室に案内されました。
その日は土曜日だったので子どもたちはいませんでしたが、棚の上には雑然と製作物が置いてあったりピアノの上には埃が溜まっていたりとあまり綺麗とは言えない状態でした。
比較的できたばかりの園だったので園舎の見た目は綺麗だったのですが、実際に入ってみるとあまり園内の清掃は行き届いていないように感じました。
その時は「忙しいのかな」と軽く考えていましたが、今となってみれば考えてみると、掃除が行き届かないほど人手不足だったのかもしれません。
ご縁がなく園に就職はしませんでしたが、就活をする際には些細な違和感も見逃すことなく園内の観察をすることも大切ですね。
保育士の私語が多い
保育士同士の会話が多いと、一見コミュニケーションが取れて良い関係を築けているように感じますが、話の内容には注意しましょう。
特に保育中の場合、子どもの様子や保育の内容について話し合っている場合には連携を図っていると言えますが、業務に関係ない話で盛り上がっている保育士が多いと、話に夢中になって子どもをみていないこともあります。
職員間で注意し合える関係性の場合は良いですが、私語が多い先輩たちに対して後輩が注意できない雰囲気の場合には、就職しても人間関係に悩まされる可能性があると言えるでしょう。
もちろん、休憩中などにプライベートの話をすることは問題ありません。
その時に応じた職員間のコミュニケーションができているか、見学やインターンなどを機に見てみると良いでしょう。
まとめ
園の雰囲気は実際に見てみないと分からないこともたくさんあります。
見たものが全てではありませんが、自分に合った園を見つける為には事前に見学することをオススメします。
「こんな園は嫌だ」という経験を反面教師にして子どもの為になる保育を考えて行けるといいですね。