一時預かり保育とは?働くメリットなどを公開
保育園を利用していない子どもを対象とした「一時預かり保育」は、どのような保育を行なっているか知っていますか?保育士の資格があれば常設の保育園や幼稚園だけでなく「一時預かり保育」専用の施設で働くこともできるのです。
今回は一時預かり保育とはどういうところなのか、働くメリットなどを分かりやすくお話ししていきます。
一時預かり保育とはどういう保育?
まず、一時預かり保育とはどういう保育なのか知っておきましょう。
常設園とは違った面も多くありますよ。
・1日や時間単位で預かることができる保育
一時預かり保育は、保育園に通っていない子どもを対象とした「保護者の都合に合わせて」一時的に子どもを預けることができるサービスです。
1日保育や、午前中のみの時間単位で預かることができます。
・一時預かり保育の対象年齢
対象年齢は施設によって異なりますが、乳児からOKのところも多くあり、未就園児が対象年齢にあたります。
通常の保育園は空きがあれば入園することができますが、一時預かりは保育園等に通っていない子どもが対象です。
・一時預かり保育を行なっている園
一時預かり保育は、一時預かりを専門に行なっている施設や常設園に併設されているところもあります。
常設園に併設されている一時保育は市役所を通して利用登録を行いサービスを受けるなど、利用開始までに少し時間がかかってしまうところも少なくありません。
また「リフレッシュ保育」などの一時預かりを専門に行っている施設は、直接施設に問い合わせ空きがあれば利用できるので目的に合わせて選ぶことができます。
・どのような目的や理由で利用可能か
一時預かり保育の利用目的は「冠婚葬祭」や「パートの時間のみ」など、保護者の都合で利用可能です。
また「育児疲れがあるのでリフレッシュしたい」「美容院の時間だけ預かって欲しい」などの理由でも時間単位で利用することができます。
一時預かり保育で働くメリット
一時預かり保育がどのようなところかわかったところで、働くメリットはどのような面があるのでしょうか。
常設園で働くのとは少し違う面もあるようです。
・子どもとゆっくり関わることができる
一時預かり保育は基本的に少人数保育のため、子どもとゆっくり関わることができます。
イベントや行事の準備に追われることなく、じっくり子どもと過ごすことができるのは嬉しい点ですよね。
・残業や持ち帰りの仕事が少ない
一時預かり保育では事務作業が常設園に比べて少ないです。
クラスだよりや、行事の準備が必要ないので残業や持ち帰りの仕事が少なく、基本的に定時で帰ることができます。
・保護者の役に立てているという実感が持てる
一時預かり保育は保護者の方が「預かって欲しい!」というタイミングの救世主のようなものです。
そのため「どうしてもこの時間だけ預かってほしかったから助かりました」などの感謝の気持ちを直接言葉で受け取る機会が多く、役に立てているという実感が持てます。
一時預かり保育に向いている人は?
一時預かり保育に向いている人は下記のようなタイプの人です。
・コミュニケーション能力が高い人
一時預かり保育は短時間だからこそ、子どもと早く打ち解けられるコミュニケーション能力が高い人におすすめです。
初対面でも楽しい時間を提供できるような柔軟性やスキルが身についていると、子どもも預ける保護者も安心することができます。
・臨機応変に対応できる人
毎日通っている子どもを相手にしている時は、ある程度の過程を知っているので「こういうことかな?」などの予測がつきます。ですが一時保育はその場の子どもの様子をみて臨機応変に対応しなくてはいけません。
子どもをよく観察し、どのような対応をするべきか考えることが大切になります。
・仕事と家庭を両立したい人
残業が少なく、持ち帰りの仕事がほぼないため仕事と家庭を両立したい人は一時預かり保育での勤務にぴったりです。
家庭での時間も確保し、保育士としてのスキルアップも可能です。
まとめ
一時預かり保育についてお話ししてきました。
近年需要が高まる一時預かり保育は、求人も多く出ています。
短時間の保育だからこそ難しい点も多くありますが、働くメリットはたくさんあるので、スキルアップや家庭との両立を頑張りたい人は検討してはいかがでしょうか。