人柄重視の選考ってどんなところを見られるの?
就職活動中の方は「人柄重視」という言葉をよく目にするのではないでしょうか。
この「人柄重視」という言葉の反対ともいえるのが「スキル重視」「経験重視」です。
つまり「スキルや経験よりも、あなたの人柄を重視して選考します」という意味なのですが、どういった部分を見られているのか気になりますよね。
今回は人柄重視の選考ではどんなところを見られるのか、面接のコツなどをお教えしていきます!
「人柄重視」の選考とは?どんなところを見ている?
まずは「人柄重視」の選考とは具体的にどのようなものなのか知っていきましょう。
・多くの企業で「人柄」は見られている
採用時に人柄を重視している企業は多く、新卒採用、中途採用関係なく人柄を見極めたいと感じている企業が多いです。
特に保育業界は子どもや保護者、保育士同士の関わりが大切な仕事なのでスキルや経験よりも人柄を重視しているところがほとんどともいえます。
・人柄重視の選考はどんなところを見ている?
一言に「人柄重視」といっても、どんなところを見られているのか気になりますよね。
具体的には「素直さ」「意欲、向上心」「ストレス耐性」「コミュニケーション能力」などの面を見極めていると言われています。
一緒に仕事をしていく上で適切なコミュニケーションを取ることができるか、仕事に対しての意欲や向上心があるか、忙しい中でも最後まで頑張ることができるかなど、面接時での人柄を見て判断されているのです。
・なぜ人柄重視の選考を行うのか
採用するなら業務経験のある人や即戦力になる人の方が良いのでは?と感じますが、人柄重視の選考を行うのには理由があります。
保育業界は仕事の大変さや給与面で離職率も高く、保育士不足の園も少なくありません。
1人で淡々とこなす仕事内容ではなく、人と関わりを持ちながら子どもの成長をサポートするのが保育士の役目なので、コミュニケーション能力やストレス耐性の有無などを重視して選考する傾向にあります。
人柄重視の選考を成功させるコツは?
「人柄重視」の選考を行なっている求人先にはどのようなアピールをするのが効果的なのか知っておきたいですよね。
履歴書や自己PRなどの書類の書き方や、面接のコツをお教えしていきます。
・履歴書の自己PR欄で人柄をアピールする
多くの就職活動では、まずは書類選考から始まります。
書類選考を通過しないと次のステップには進めないので、人柄重視する選考では自己PR欄でアピールすることが大事です。
ポイントとしては「園側がどのような人材を求めているのか」「求めている人物像にいかに自分がふさわしいか」を伝えていきます。
実習中の子どもとの関わり方で感じたことや、実践したこと、大変だったけれど最後までやり遂げたことなどをわかりやすく書いておきましょう。
・面接では「素直に」応答する
書類選考を通ったら面接で園側の採用担当者と直接会って、自分の人柄をアピールすることになります。
まず当たり前ですが身だしなみを整え、時間を守ることで最低限の人柄を知ってもらいましょう。
面接中はしっかりと相手の目を見てハキハキと応答し、素直に話すことが大切です。
人柄重視と言われると「もっと自分を良く見せよう」と思ってしまいがちですが、嘘をついて話を膨らませてしまうと後々辻褄が合わず逆に不信感を与えてしまう可能性もあるので注意してください。
・人柄重視の面接で多い質問
人柄を知るために園側もいろいろな質問をしてきます。
基本的な「なぜこの園を希望したのか」「どのような保育士になりたいか」などの質問には園側が求める保育士像に当てはめて答えていきましょう。
「これまで困難を感じた時、どのように乗り越えましたか?」などストレス耐性を見極められるような質問は、自身の経験を交えながら話すことで説得力も増しますよ。
まとめ
人柄重視の選考についてお話ししてきました。スキルや経験も仕事をしていく上で大切なものですが、一緒に仕事をしていく仲間になるからこそ「人柄」をしっかり見極めたいという園が多いです。
相手側の求める人物像を理解し、自分の人柄を理解してもらえるようアピールする方法を考えてみてくださいね。