そもそも園見学は必要？と思われる方もいるかも知れませんが、実際の保育現場を知るためにも園見学はできるならしておくと安心できます。
園見学のために、まずは連絡を入れましょう。

・事前に園側に連絡を入れる
園見学を行う際は、必ず事前に園側に電話連絡を入れて見学が可能かどうかお伺いをたてましょう。
複数人で実習を行う場合は代表者1名が連絡を入れるか、個人で連絡をするか、学校の方針もあるので確認することが大切です。

・園見学で確認しておきたい点をまとめる
園見学で確認しておきたい点があれば、電話連絡を入れた後でも良いので、リストアップしておくと良いでしょう。
基本的な流れとしては「園見学希望の電話連絡→園見学→お礼状を送る」という順番で段取りをします。

園見学の希望を伝えるための電話の仕方は、以下のことに注意して行いましょう。

・園側の手が空きやすい時間帯に連絡を入れる
電話をする時間帯は園側の手が空きやすい時間帯を選びます。
保育園なら午睡中の12時から15時、幼稚園なら降園後の16時前後が狙い目です。
忙しい時間帯に連絡すると園側の迷惑になってしまうので、気をつけましょう。

・学校名、氏名をはっきり名乗り園見学を申し出る
電話が繋がったら、学校名、氏名をはっきりと名乗り園見学を申しでます。
「〇〇短期大学1年の〇〇〇〇と申します。園見学をお願いしたく、ご連絡いたしました」とわかりやすく伝えることが大事です。

・見学日は園側の都合の良い日に合わせる
見学日は園側の都合の良い日に合わせ、日程を決めます。
園では日々様々な行事があるので、落ち着いて見学をできるタイミングに伺いましょう。

・持ち物や服装などの指定があるか聞く
園見学の際、持ち物は何か必要か、服装はどのようなものが良いか必ず聞きましょう。
園によってはただ見学をするだけでなく、少しの時間子どもと触れ合って欲しいという園もあります。
そういった園では「子どもたちと遊べる軽装」を指定される場合もあるので、指定された服装で見学に行きましょう。
基本的にはスーツでメモを取る筆記用具は持参します。

・最後に園見学の日時を改めて確認し、挨拶をする
電話の最後に改めて「それでは〇月○日〇曜日の〇時に伺います。よろしくお願いいたします」と挨拶をして、相手側が電話を切ったのを確認してから自分も電話を切ります。

園見学時の服装やマナーも事前に知っておくことが大切です。

・服装は園によって違いがあるため要確認
見学時の服装は前述した通り、園によって違いがあるため電話連絡の際に確認しておきましょう。
何も指定がなければスーツで、指定があった場合は清潔感のある服装を心がけてください。

・長い髪の毛はまとめ、爪も短く清潔感をだす
保育現場では長い髪はまとめ、爪も短くするのが基本です。
園見学の際も清潔感は園側から見られている点の一つなので注意しましょう。

・遅刻厳禁、約束の5分前に伺う
当たり前ですが遅刻は厳禁です。道に迷うかも知れないと不安な人は事前に最寄駅からの経路をしっかり確認してください。
また、早く着き過ぎても園側が対応できない場合があるので5分前に伺うくらいがちょうど良いです。

・無断欠席はNG！必ず連絡する
何らかの理由で見学に行けなくなった場合は、必ず連絡をしましょう。
園では、皆さんを受け入れるために準備をしてくれているはずです。
授業や大事な用事などで行けないことが分かった場合は、できるだけ早めに電話かメールで日程変更を。
当日に体調不良で行けない場合は必ず電話し、その日は外出を控えて休みましょう。

・メモを取り、話を真剣に聞く
見学中はメモを取り、話を真剣に聞きましょう。
貴重な時間を割いて見学の対応をしてくださっているということを忘れずに。

・子どもたちや職員に笑顔で挨拶をする
見学時、子どもたちや職員とすれ違うことも多いです。
その時にはしっかり目を見て笑顔で挨拶しましょう。元気な挨拶は良い印象がもたれますよ。

・確認したい点など積極的に質問をする
見学時に気になったことや確認したいことは積極的に質問します。
「やる気があるんだな」という印象を与えることができるので、事前にいくつか質問を用意しておくと安心です。

・お礼をしっかり伝え、後日お礼状を送る
見学が終わった時にはしっかりとお礼を伝え、後日お礼状を送りましょう。
実習や就活でお世話になるからこそ、最後の最後まで丁寧にやりとりすることが大切です。

園見学の段取りやマナーについてのお話をしてきました。
電話連絡は苦手な人も多いと思いますが、園見学は実際の保育現場を知ることができる一歩です。
服装やマナーを守り、保育士や幼稚園教諭への夢に近づけると良いですね。