交通安全・子どもたちに交通ルールを教えるコツ
暖かくなり過ごしやすい気温になると、お出かけの機会も増えますよね。
場所によっては、車通りの多い場所に行くこともあると思いますが、突然走り出して事故に巻き込まれてしまったというケースも少なくありません。
子どもたちが交通安全を意識できるようにするためには、どのように子どもたちに交通ルールを伝えたら良いのでしょうか。
今回は、交通ルールを教えるコツを紹介していきたいと思います。
「具体的」に伝える
「赤信号は止まる」「青信号になったら渡る」というルールは大人からしてみれば当たり前ではありますが、小さい子どもたちはこれから交通ルールを覚えていくので、子どもたちはなぜ守らなくてはならないのかを理由と共に覚えていく必要があります。
「なぜ横断歩道を渡るのか」「なぜ赤信号で渡ってはいけないのか」言葉で伝えて表面上ではルールを分かったように見えても、理由が分からないと自主的に行動することは難しいでしょう。
「赤信号で横断歩道を渡ると車に轢かれてしまうから、信号が赤になったら絶対に停まって待とうね」と具体的に伝えるようにしましょう。
更に、信号待ちをしている時にはどこで待つのかも伝えるといいですね。
安全確認の方法を伝える
「横断歩道はみぎひだりを見てから渡りましょう」とよく言いますが、実際は首を振って見ていたつもりになってしまい、しっかり確認できていないこともあります。
左右の確認する時にはしっかり立ち止まり「右から車は来ているかな?左はどうかな?」と落ち着いて安全確認する習慣が身につくように声をかけていけると良いですね。
絵本や紙芝居を使う
言葉で説明するよりも視覚からの情報が入りやすいため、絵本や紙芝居を用いて交通ルールを確認するのもいいでしょう。
1.2歳児頃から楽しめる「しんごうきピコリ」や、かわいらしい果物たちが散歩中の交通ルールを教えてくれる「おさんぽのおやくそくだもの」など、年齢に応じた絵本がたくさんあります。
絵本で得た知識をクイズ方式にしたりしながら楽しくル―ルを学びましょう。
危険箇所を一緒に確認する
交通ルールを知り、絵本や紙芝居でイメージした後は子どもたちと一緒に危険箇所を確認することも大切です。
身近な箇所で危険を伴う場所といえば、送迎時の駐車場です。
自分の車に向かっていきなり走り出したら、他の車に轢かれそうになったという事例も少なくありません。
まずは、子どもたちと一緒に駐車場を実際に見て車がどこからどのように来るのかを確認し、安全に道路を渡るためにはどうしたらいいのかを考えるようにしましょう。
繰り返し伝える
交通ルールを分かっているつもりでも、思わず車道に近づいてしまったり飛び出しそうになったりと子どもたちの行動は予測不可能な場面も多いです。
まだ小さいから分からないだろうと諦めずに、何度も根気よく交通ルールを知らせていくことで習慣化して自分の命を守ることにも繋がります。
繰り返し交通安全について知らせるようにしましょう。
園で学んだ後には、家庭でも内容を共有して家族みんなで交通安全を意識していけるといいですね。