こだわりの就職活動で見つけた　園の魅力とその実際の環境とは
子どものための環境が整っていること、そして長く働き続けられる職場であることを条件にして就職活動に取り組んだ先生がいる。ここは、東京都北区にある学校法人石井学園 赤羽幼稚園・赤羽こども園。ここで働く入職4年目のT先生に就職活動を通して同園への就職を決めた理由を伺った。
「大学4年に上がる前から、様々な園のホームページを読み込んで、見学に行きたい園選びをしていました。4年生になってから履歴書の作成と園見学に力を入れました。その際に出会ったのが、赤羽幼稚園・赤羽こども園でした。園児のための環境、例えば園庭のビオトープや年間を通して使える温水プール、ギムナシオン館と呼ばれる広いホールなどが揃っており、そういった設備や環境から園児たちが成長でき、且つ安心して使えるということを大切にしている園なのだと思うことができました」と、T先生は教えてくれた。実際に入職した後も、子どもたちと安心して過ごせる環境であることを実感する場面が多いとT先生は言う。「1人担任ではありますがどの学年にもフリーの先生が必ずいますし、保育教諭が多く、自由に動ける先生が常に園内にいるという充実した人員配置がされているおかげで、私自身が余裕を持って子どもたちと接することができています」と、話してくれた。通常の幼稚園と比較して、保育教諭の数が多い点は、T先生が幼稚園型こども園である同園を選択する上で、大きな決め手となった。園の合言葉となっている“子どもたちと過ごす1日1日が一番大切！”を体現できる環境がここには整っている。こだわりを持って就職活動をやり遂げたT先生が納得して働き続けられることがその証拠だ。

自然環境・物的環境のほかにも！ まだある就活で重要な決め手
　環境面を一番大切にした上で就職活動を続けたT先生だが、同園を決めた理由はそれだけではない。「長く働くことを考えると、子どものための自然環境や物的環境だけではなく、自分自身の待遇面についても真剣に考えました。初年度だけの給与のみならず、昇給、賞与のことや住居手当の有無。それから実習を通して男性職員がいる職場の方が男性が働きやすい環境が整っていると感じたため、 先輩職員に男性がいるか否かなど、総合的に判断しながら就職活動を進めました。その結果、現在4年目となりましたが、改めてこの園に就職して良かったなと思いながら日々過ごしています」と、T先生は語る。そんなT先生は、今年は初めて5歳児の担任として奮闘している。「現在担当している子どもたちは3歳児の時から持ち上がりでずっと担当しています。成長を見守り続け、今では子どもたちに助けられながら毎日過ごしています。子どもたちに活動を伝えておくと、午後になって私が忘れていることがあると『先生、今日これやるんでしょ？』と、教えてくれることなども多々あります。成長に驚かされつつも嬉しくなるようなエピソードが日常的に起こります。子どもの成長に負けないように自分自身も成長していかないといけないなという思いです」そう、話してくれた。
最後にこれから就職活動をする学生にメッセージを伺った。「就職活動の際には自分なりの優先順位を決めてからスタートさせると良いかも知れません。私の場合優先順位は、実習などの経験を経たり、自分の性格を考えたりしながら決めました。自分に合うと思える園や自分のやりたい保育や教育って何だろう？とじっくり考えて就職活動を進めて欲しいなと思います。学生の皆さん頑張ってください！」T先生はそう語ってくれた。

◎POINT1
充実した職員配置がされている同園。各学年にはフリーの先生がいたり、幼稚園部が終わってから主に午後の対応をするこども園担当の保育教諭も午前中から出勤していたりするため、常に自由に動ける先生が多数いる環境。担任にとっても子どたちにとっても安心感があり、T先生が同園への就職を決めた理由の一つだ。

◎POINT2
同園には園児にとっての良い環境が整っている。園庭のビオトープや、大きなホール、またその中に設置されている一年中使える温水プールなどなど…。園児の興味関心を惹きつけ、成長できる環境がここには揃っている。

◎POINT3
T先生は自分の性格や実習での経験を考慮し、働きやすい職場の条件として、男性の先輩がいる職場であることや、待遇面での項目などを決めて就活を進めていた。相談しやすい先輩がいるので自分も成長できると語る。

学校法人石井学園
取材園：赤羽幼稚園・赤羽こども園

赤羽駅から徒歩3分という好立地。そんな都会の駅前にありながら、豊かな自然の中で子どもと共に成長できる環境が魅力。「子どもたちと過ごす1日1日が一番大事」という合言葉のもと、行事の考え方も普段の保育の中で経験したことが活かせる内容となっている。