現役の先生が答える!実習Q&A/武里白百合幼稚園
「実習準備って何をしたらいいの?」「自己紹介ってどうやるの?」などなど…
実習が近づくと、あれこれ心配になる学生さんも少なくないのでは?
現役の先生が学生からの質問への回答や、自身の実習体験談、現在実習担当として、学生のどんなところを見ているかなどをインタビューしてきました!
今回ご紹介するのは、ココキャリnote7月号「現役の先生が答える!実習Q&A」で掲載された、学校法人富山学園 武里白百合幼稚園のT先生です。
苦手なピアノも 失敗も乗り越えて
思い出いっぱいの母園で チャレンジし続けた実習
今回、話を伺ったのは、学校法人富山学園 武里白百合幼稚園に勤めている、入職4年目のT先生。母園である同園に入職することを決めたのは、実習がきっかけだったという。そこで今回は、同園で行った実習について、振り返ってもらった。「学生時代、武里白百合幼稚園で実習を行いました。母園ということもあり、私のことを覚えてくれていた先生方が温かく迎え入れてくれ、嬉しかったことを今でも覚えています」実習中、T先生は苦手なことにも果敢に挑戦したという。「私はピアノが大の苦手で…。大学で初めてピアノに触れ、音符も読めないくらいでした。でも、実習では子どもたちのためにピアノが弾きたいなと思っていたので、実習2か月前くらいからピアノの練習を始めました」苦手なことにも挑戦し、努力を惜しまないT先生。どのような練習を行っていたのだろうか。
苦手なことに直面! ピアノをどう乗り越えた?
「オリエンテーションで楽譜をいただいた、朝の会の歌や帰りの会の歌、大学の授業で習った季節の歌や子どもたちが好きな歌など、少しでも弾ける曲を増やしたいという想いで、実習前に10曲練習していました。何度も練習するうちに、手が止まってしまう苦手な箇所が分かってくるので、その箇所を反復練習していました」実習前にたくさん練習を重ねてきたT先生だが、いざ子どもたちの前で弾いた時は緊張したそう。「子どもたちを目の前にして、手がとまってしまいました。『練習では上手くできたのに…』と悔やむこともありましたが、実習担当の先生から『もし手がとまってしまっても、歌えば大丈夫。最後まで子どもたちと一緒に楽しく歌うことが大事よ』と声を掛けてもらい、両手で上手く弾けなくても、片手でメロディーを弾いて子どもたちと歌いきることを意識しました」
絵本が好きなT先生に聞く 読み聞かせのコツ
ピアノが苦手なT先生だが、絵本の読み聞かせは学生時代から好きだったという。「私、昔から絵本が好きなんです!学生時代は古本屋で絵本を探すのが趣味で。子どもたちにも様々な絵本の楽しさを知ってもらいたいと思い、たくさんの絵本を実習前に買ったり、図書館で借りたりしていました」そんなT先生に、絵本の読み聞かせのコツを2つ教えてもらった。「1つ目は、絵本の角度を意識することです。初めは、絵本の角度が段々読んでいる自分に向いてしまい、子どもたちから絵本が見づらくなってしまいますよね。そうならないためにも、事前に何度も絵本を読んで、物語を把握しておくことが大切です。2つ目は、子どもたちに集中してもらうためにも声の抑揚、声色、読む間を意識することです」
絵本が好きなT先生に聞く 読み聞かせのコツ
苦手なことに向き合い、得意なことを活かしながら実習を進めてきたT先生。実習を乗り越えられたのは、同園だからこそだという。「先生方が実習中も気にかけてくれ、声を掛けてくれたことはとても支えになりました。また、幼少期の楽しかった出来事や大好きな先生を思い出し、そんな思い出をくださった母園に恩返ししたいと強く思いました」
T先生が実習生の質問に答えます!
【Q】絵本を何冊用意したらいいの?
【A】実習日数分は用意しよう!
1日1冊、絵本を用意しておくと良いと思います。絵本は無理に購入しなくても、学校や近所の図書館で借りて、事前に物語を把握しておきましょう。
【Q】製作活動で気を付けたらよいポイントは?
【A】年齢に合った準備を!
製作遊びをするクラスの年齢を把握し、どこまでの準備が必要かを担当の先生に相談しましょう。
【Q】実習中、なにをメモしたらいい?
【A】時間を必ずメモしよう
実習日誌をスムーズに記入するためにも、実習中は各活動の時間は忘れずにメモしましょう!
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学校法人富山学園
取材園:武里白百合幼稚園
埼玉県春日部市にあるアットホームな幼稚園。失敗しても、めげずにチャレンジする気持ちを持ち続け、活力と人間味のある集間を目指している。年間を通して、楽しく洗的な行事が盛りだくさん。『やるからには楽しく! 』をモットーに、元気でパワフルな先生が多く在籍。