現役の先生が答える!実習Q&A/明照幼稚園
「実習準備って何をしたらいいの?」「自己紹介ってどうやるの?」などなど…
実習が近づくと、あれこれ心配になる学生さんも少なくないのでは?
現役の先生が学生からの質問への回答や、自身の実習体験談、現在実習担当として、学生のどんなところを見ているかなどをインタビューしてきました!
今回ご紹介するのは、ココキャリnote7月号「現役の先生が答える!実習Q&A」で掲載された、学校法人明照幼稚園 明照幼稚園のM先生です。
失敗しても大丈夫 温かな園に学ぶ 実習の心得とは
実習は挑戦&失敗してなんぼ 実習担当が考える心得とは
都心から1時間ほど、美しい海と山に囲まれた神奈川県葉山町にある、学校法人明照幼稚園。子どもたちは海岸に行ったり、葉山御用邸付近の公園に出掛けたりして楽しんでいる。同園に入職して6年目のM先生は、実習担当でもある。「自分の実習のことを振り返ると『日誌は量より質だな』『もっと肩の力を抜いて取り組めたら良かったな』など、反省も多いですね(笑)私が担当する実習生には『現場でやってみたかったことや、挑戦してみたいことをどんどんやってみて!』と思っていますし、そう伝えています。実習生に限らず私たち幼稚園教諭も、さまざまな経験をしながら、時には失敗も経験しながら、常に学び続けアップデートし続けることが大事だと考えているので、実習生と一緒に私も成長していきたいですね」そう優しく話をしてくれたM先生に、明照幼稚園での実習について話を伺った。
自慢の多彩なカリキュラムを 実習生も一緒に楽しんでほしい
同園の特徴の1つはカリキュラムが豊富な点だ。「体操あそびに自然観察、菜園活動にコンサートなどなど…。子どもたちが興味・関心を広げられるように、好きなことに出会うきっかけになるように、さまざまな活動を保育に取り入れています。各分野で専門講師を招き活動を行うので、私たち教諭も子どもと一緒に楽しみながら学ぶことができます」M先生は、実習生にもカリキュラムを楽しんで、そして何か学びを得てもらえたら嬉しいと話す。「どの活動をどのくらいのペースで行うかは学年によって異なるので、実習前のオリエンテーションで、確認しておくのが良いと思います!そうすることで、部分実習の予定を立てやすかったり、1日の責任実習の内容なども考えやすくなったりするはずです。保育では、臨機応変な対応も求められますが、事前準備も大事ですからね!」
みんなが悩む実習準備 M先生のおすすめは?
実習前の準備におすすめなことをほかにも伺った。「ピアノ伴奏は、多くの園で実習生に経験してもらう内容ですよね。ピアノは毎日歌うようなおはようの歌、おべんとうの歌、おかえりの歌などと、季節の歌がありますよね。ルーティーンの歌も、園によって楽譜が違うことがあるので、事前に確認するのがおすすめ!季節の歌も事前に確認しておけば練習時間を確保しやすいので、オリエンテーションの際に確認してみてくださいね」また、M先生は絵本の読み聞かせについても教えてくれた。「担当クラスの子がお気に入りの絵本を読むのも、園にはない絵本を読んで子どもたちに楽しんでももらうのも良いと思います。年齢に合うもの、そして直近の園の行事に関連するものだと盛り上がると思いますよ」
短い実習期間だからこそ 広い関わりも大事にしてほしい
実習期間中はさまざまな子と関わってほしいとM先生。「同じ子との関係構築ももちろん大切なのですが、実習は短く限られた期間だからこそ、さまざまな子と関わって視野を広げてほしいなと思っています。関わりの中での気付きを大事に、もし悩むことがあれば私たちを頼ってくださいね!私たちがサポートします!」
M先生が実習生の質問に答えます!
【Q】実習生のどこを見ている?
【A】子どもたちとの関わり方!
子どもの目線に立てているかを見ています。目線の高さはもちろん、子どもの気持ちになって一緒に考えているか、私たちも日々振り返っています
【Q】読み聞かせってどんな絵本がいい?
【A】年齢・月齢に合うものを!
○歳児向けと検索すると情報が出るので参考にしてみて!あとは子どもたちのお気に入りや、学生さんの好きな本の用意もおすすめ。
【Q】ピアノが苦手なのですが大丈夫ですか?
【A】早めに、少しずつの練習を!
部分実習で伴奏を行う園も多いと思うので、早めに担当の先生に相談しておきましょう。
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学校法人明照幼稚園
取材園:明照幼稚園
園児と地域に寄り添い続け創立69年を迎えた明照幼稚園。「真にこどもが幸せな幼児期を送ることができる園」を創るため、時代と共に進み行くことを目標としている。園の玄関には、福沢諭吉の指示で植培された楠がそびえ立ち、シンボルツリーとして出迎える。