NIPPON全国 いい園探し~福岡県特集~/NPO法人アイグループ
◆NiPPON全国いい園探し 福岡県特集◆
ココキャリnoteの人気企画がWEBに登場!
美味しい食べ物、豊かな自然、交通の結節点でもある魅力的な福岡県は、住みやすい都市!
そんな福岡県にある保育園・幼稚園をご紹介します。
「地元、福岡に就職したい!」「福岡で一人暮らしをして働きたい!」という方にぜひ読んでもらいたい内容です!
今回紹介するのは、NPO法人アイグループ 自立援助ホーム えんのIさんとHさんです。
初取材の福祉施設 自立援助ホームの実態に迫る!
児童との向き合い方に悩み 日々奮闘し導き出す答えは
自立援助ホームという施設の名前を聞いたことがあるだろうか。何らかの理由で家庭にいられなくなった15歳から20歳までが対象になっており、就労や通学をしながら安定した暮らしの場を与える施設だ。今回は福岡、熊本、長崎にそれらの施設を計10カ所運営するNPO 法人アイグループに勤める2人の職員に話を聞いた。1人目はIさん。1施設6名定員の児童たちと日々向き合い、職員として奮闘している。「難しさを感じるのは、子どもとの関係性や言葉掛けです。児童の年齢的にもどこまで伝えるべきか、何を伝えるかという点はとても悩む部分なので、周りの職員に相談するなどしてできる限り児童の意思を尊重するようにしています」と語ってくれた。
一瞬で気持ちが軽くなった 共に働く人々が大きな存在
「一緒に働く職員は、子どもの失敗や成長を受け止めるだけでなく、職員同士の失敗や成長も一緒に受け止めてくれるような自慢できる方ばかり。以前当法人の代表の話でも、子どもとの関わり方で、『伝えるべきことはもちろんきちんと伝えていくけど、そこで大人のレールに乗せることはせずに、あくまでも選択をしていくのは子どもたち』と言われたことがありました。その言葉で私の気持ちは軽くなり全て決まった方向に導こうとするのではなく、見守るという行動をとるきっかけにもなりました」Iさんがこう話すように、同法人には、自立援助ホームという施設で働くのが初めての方にも働きやすく、且つ学びの多い環境が整っていると言えるだろう。
特徴的な就労支援の要 自慢のブックカフェを運営
次にお話を伺ったのはHさん。同法人の自慢を聞いてみると「自立援助ホームは社会で生き抜く力を身につけることも目的としており、就労支援も行っています。法人が運営しているブックカフェがあり、そこでは一般就労が難しい児童が自立に向けた就労体験のきっかけとしてアルバイトすることができます。この経験をさせてあげられるのは法人が運営する施設ならではで、社会に出るためのスモールステップを踏むことができるのでとても誇れる取り組みだと思っています」と教えてくれた。そのような環境下で季節ごとのイベントや、児童の誕生日会など行事を大切にしながら職員同士が助け合いながら働くことができているとHさんは語る。
必要な支援をするために 児童を想い建てた施設たち
「また、アシストルームと呼ばれるスタッフの見守りをうけながら1人暮らしに近い環境で過ごすことができる施設も運営しており、本当に自立し社会に出て生き抜いていく力を身につけるための準備を整えることができるのも児童にとって、安心感の一つと言えると思います」とHさんは言う。「私自身もそうでしたが、初めは自立援助ホームで働くことに不安がありました。実際に働きはじめた今は、児童だけでなく職員も性格や前職はさまざま。自分自身がありのままで働ける職場だと感じています。現場職員だけでなく、本部職員も気に掛けてくれました。ここで働くことに興味のある方はぜひ一度話を聞きにきてください」と、Hさんは話してくれた。
少人数だから丁寧に関われる!
【Recommended point】少人数だから丁寧に関われる!
さまざまな理由から家庭での生活が困難となった主に15歳から20歳までの方を対象に、社会に出て、生活していくための自立を援助する施設。法人内で最初に設立した施設“えん”は定員女子6名の支援を行っています。アイグループの自立援助ホームは、どの施設も児童定員が少人数のため個人への丁寧な関りや支援が可能です。
◆先輩が働いている法人はコチラ◆
NPO法人アイグループ
取材施設:自立援助ホーム えん
事情により家庭での生活が困難となった15歳~20歳を対象に生活支援や食事・居場所の提供、就労支援を行う。福岡・熊本・長崎合わせて10か所の自立援助ホーム及び、テンポラリ(一時保護)、アシストルームを運営。