決め手は手厚いフォロー
今回、話を伺ったのは福岡県福岡市にある飯倉幼稚園に入職して2年目のK先生。「私が飯倉幼稚園に出会ったのは、実習がきっかけでした。どこで実習を行うか迷っていた時、アルバイトでダンスを教えていた子どもの保護者から飯倉幼稚園をおすすめされたんです」その後、同園で実習を行ったというK先生。「幼稚園って1人担任ですごく忙しいイメージがあったのですが、飯倉幼稚園の先生たちは子ども一人ひとりに寄り添い、じっくり関わっていたんです。『なんでだろう？』と疑問に思っていたのですが、担任のほかにもフリーの先生がいて、手厚いフォローをしていたからだと後々気づきました。きっと入職したら、先生たちで助け合いながら保育できるんだろうなと思いました」

過去の経験を活かした教え
その後、同園に入職したK先生。運動会の練習では、自身の経験が活かされたそう。「運動会に向けたマーチング練習では、私はポンポンを子どもたちに教える担当になりました。とにかく、子どもたちには楽しんでもらいたいという想いで、私も元気に楽しみながら取り組んでいました。でも、時には、ダンスが苦手で前向きに取り組むことが難しい子もいました。そんな時は、子どもたちをグループに分け、『お友達の良いところを見つけようね！』と1グループずつみんなの前で踊るように。すると、お友達に褒められて嬉しいという気持ちがやる気に繋がり、みんなが前向きに取り組むようになりました」とK先生。学生時代のアルバイト経験が、今でも活かされていると教えてくれた。

学校法人飯倉学園
取材園：飯倉幼稚園

たくましい体力づくりと音楽を通しての情操教育を実践する、歴史ある幼稚園。福岡市でも指折りの広い園庭を持ち、様々な木々に囲まれた自然環境下にある。自ら立ち、自らで考え、他人を思いやることができる大人へと成長するよう、調和のとれた教育を目指している。