保育者に求められる能力とは?
自分は保育者に向いているのか、保育者に求められる能力はどういうものなのか、誰もが一度考えたことがあるはずです。
今回は保育者に求められる能力をわかりやすくお教えしていきます。
保育者に求められる能力とは?
保育者に求められる能力は、以下の様なものがあります。
・子どもが好きという気持ち
保育者になる大前提として、子どもが好きという気持ちがないと保育に関わることはできません。子どもの可愛らしい部分を見つけたり、子どもと関わると楽しい!という気持ちは保育者には必須です。
・臨機応変に動ける力
保育現場は咄嗟に考え、すぐに動かなくてはいけない場面が多くあります。子どもの喧嘩の対応や体調不良で、その日予定していた流れで進まないことも少なくありません。目の前で起きてることを瞬時に判断し、臨機応変に対応する力が必要となります。
・子どもを見守ることができる忍耐力
保育の中で子ども自身が行うのが難しい場面でも「見守る」ことが子どもの成長に繋がります。靴を自分で履きたい、ハサミを使ってみたいなど子どもが自分でやりたい!という気持ちを尊重し見守ることができる忍耐力も、保育者には必要です。
・体力と責任感
保育士の仕事は子どもたちと過ごすだけでなく、事務作業や行事準備など仕事内容は多岐にわたります。現在では残業しないよう工夫されている園も多いですが、子どもたちと園庭で身体を動かすことが必要な時もあるので、体力や最後までやり切る責任感が必須です。
・子どもに寄り添うことができる共感力
日々の保育の中で「〇〇がしたかった!」「こうやってやりたい!」など、子ども自身が大きく主張することもあります。そういった時に「自分でやってみたかったんだね」「〇〇くんはそう思ってたんだね」と子どもに寄り添い共感することが大切になります。頭ごなしに否定せず、子どもの気持ちに寄り添えるようにしましょう。
・保護者や同僚との関係を作るためのコミュニケーション能力
保育現場はチーム戦といっても過言ではないほど、保育者間の連携が大切になってきます。保育者同士が意思疎通できていないと、子どもの怪我につながる場合もあるので、その都度声を掛け合いましょう。また、保護者の方と子どもに関するお話をするときも、できないことばかり指摘するのではなく、成長し頑張っている姿を伝えるなどコミュニケーション能力が必要となります。
・ピアノや楽器演奏などの音楽に関する能力
保育学生のみなさんは、学校でピアノや楽器演奏の練習をしていますよね。園にもよりますが、普段の保育の中でもピアノを弾く場面や、発表会などでは鈴やタンバリンを使った楽器演奏を行う場面もあります。
子どもたちが音楽に親しむためにも、得意でなくても良いので、入職前からピアノに触れておきましょう。
・事務作業をこなすためのパソコンスキル
現在はICT化が進み、事務作業はパソコンやタブレットで行う園も増えてきました。自分の負担を軽減させるためにも、パソコンスキルを身に付けておくと良いでしょう。
求められる人材に近づくためには?
保育者に求められる能力が分かった上で、求められる人材に近づくために以下のようなことを実践していきましょう。
・子どもと関わる実体験を重ねる
保育実習はもちろんのこと、子どもと関わることができる場に積極的に参加し、実体験を重ねましょう。学生の時には、保育園や幼稚園でアルバイトするのも◎子どもとの接し方を学ぶことができますよ。
・正しい生活習慣を意識し、体力をつける
規則正しい生活を意識し、基礎体力をしっかりつけましょう。特に、保育者は朝から元気いっぱいな子どもたちと関わります。早寝早起き、朝食をしっかり摂ることを意識すると良いですね。
・毎日ピアノに触れる
ピアノや楽器演奏に関する能力は、努力することで上達していきます。ピアノが苦手な人も、毎日ピアノに触れることで少しずつ苦手意識がなくなり、楽しく弾けるようになりますよ。
・スキルアップ研修に参加する
保育に関するスキルアップ研修に参加することで、保育知識を身につけることもできます。日常の保育にプラスしてリトミックやインクルーシブ教育など専門的な知識をより深めることで、求められる人材に近づきます。
まとめ
保育者に求められる能力についてお話ししてきました。
ピアノや保育知識などは自分の努力次第で求められる人材に近づくことができるので、自分ができることを少しずつ頑張って行けたら良いですね。